目と耳が贅沢しすぎてちょっと放心した

派手さはないけど世界観がしっとりしてて良い

一番好きなのは静寂
特に日常系では適切な静寂ってすごく心地良い

寂しげなピアノが最高に沁みる
ドビュッシーの『月の光』『アラベスク第1番』で合ってる？

ドビュッシー大好き
頭の中はいつもドビュッシーでいっぱい

スタッフ『地味な作風だから作画はほどほどでいいすか？』
監督『フルパワーでいこうぜ』
みたいなやりとりが想像できるクオリティ

音響のこだわりが尋常じゃない
米を炊くフタの閉まる音までリアルすぎて笑った

>>7
アニメジャパンの制作インタビューで監督自ら音周りを徹底監修したって言ってた

静かな序盤がピクサー映画『WALL-E』の冒頭みたいだった

ちょっと陰のあるゆるキャン

音楽も彩度も落ち気味な“ノー・カブ”状態とカブに乗るとパッと鮮やかになる演出はずるい

カブに触れるとHDRモード突入

実写版『禅とオートバイ修理技術』かよ
親父の達観した態度に仏教的な諦観を感じる

この子、暗黒面あるよね
3人死亡→「気にしない」の即答にゾクッとした

さらっと流す主人公が怖い

よほど辛いことがあったのか単に鈍感なのか

実は家族が犠牲になったとかいう展開だったら震える

まるでカブが村正の刀みたいにガソリン切れるまで人を斬り続ける“呪物”に思えてくるぜ

ガソリンの代わりに血を要求するカブ

スティーヴン・キングの『マキシマム・オーバードライブ（地獄のデビル・トラック）』がバイク版で始まると考えると面白い

ラストで塗装の剥がれた部分から亡くなった家族のメッセージが出てくるんだな

『クリスティーン』のオートバイ版かもしれない

“悪魔のZ”ならぬ“悪魔のカブ”だな

俺のハーレーは累計7人分の魂を積んでるぜ
小熊さん、お前のカブに刻まれる数字はこれからだ

「先代3名、死亡」
店主の台詞に少女は笑みを零す
10,000円札を叩きつける手に迷いはない
血塗れたヘルメットを被り、死者の手袋を嵌める
「これでやっと人間らしい『死に場所』が手に入った」

「あのヘルメット、何人殺した？」
「まだゼロだ」
売り手のおっさんは『湾岸ミッドナイト』の地獄のチューナーみたいな雰囲気だな
次回は流血タンクか？

>>26
3人死んだ、で真っ先に思い浮かんだのは“呪われし名車”S30 240Zの第一声『初めてか？』

黒いユーモア全開で好き

中古品買うたびに『これ何人ヤった実績ある？』とか聞きたくなるじゃねーか

ぶっちゃけどんな乗り物もいずれ乗った人は死ぬ運命だ
そう考えれば全部呪いみたいなもん

10,000円の出費が可能なレベルって実際の貧困層とは乖離あるよね
でもまあ孤高の高校生が唯一の楽しみに全財産投じる心理は共感できる

友達も家族もいない
既に心死んでるような描写
この激安バイクを逃す手はないだろ？

>>34
むしろ呪いのバッファオーバーフローを引き起こして生き生きし始めたように見える

100ドルは安すぎ
バイク、ヘルメット、グローブ付きだぞ！
俺のヘルメットより安い

どうやって生活してるんだ？　
「親がいない」ってのは家にいない（あるいは海外に住んでる）ってことの暗い言い方なのか
孤児だから政府が面倒を見てくれるのか
両親が大金を残したなら「お金がない」とは言わないと思う
でも住む場所も食べ物もあって思いつきで1万円も使える...

貧乏の定義は人それぞれ
かつての自分も月末に100ドル残ればラッキーって感じだった
借金抱えてた頃はホント辛かったが今は安定ってところまで来た
いつかは余裕のある生活が欲しいもんだね

ライセンス取得シーンで吹いた
実技試験なし？

免許取ったのにキックスタートの仕方も知らなかったの？

誕生日が平成16年6月6日で交付が令和3年4月26日
たぶん筆記と簡単な講習受ければ即日もらえるタイプだ

乗り方わからんのに免許出すのもどうなんだ

試験は交通標識とか規則とかでバイクの乗り方じゃないんだろ

インドで言うところの仮免許みたいなものじゃないかな
学校に通う子供向けに発行されて交通安全、道路標識/記号などの基本的なテストがある
ただし有効期間は6ヶ月で100cc未満の車両に限られる

俺が免許取った時もそんな感じだった
試験じゃなくて規則のテスト

面白い事実
試験を受けた部屋にこんなポスターがあった


悲しい事実
俺と一緒に試験を受けた同い年くらいの女の子がいたんだが（当時18歳）、試験官に「最初の2問に答えるのを忘れないでね、他の問題と違って画像の横にないから飛ばしちゃう人が多いの」って言われた
そんなの忘れるなんてバカだろって思ったけど、10分後、試験を提出したら試験官が女の子に「最初の2問に答えるのを忘れてるわ」
金魚みたいな記憶力ででっかいポスターも見逃した女の子がいきなり2トンの鉄の塊を運転できてしまうんだ

クソみたいなシステムだって？
ああ、クソだよ
でも政府が規制してるもののほとんどはそんなもんだろ

ウィキ見た
日本は排気量50cc以下なら筆記のみでいけるらしい

最近のスクーターはキック付いてないのが多いからね
だから余計にわからなかったんじゃない？

勢いよくキックすると足首の皮膚を失うことになる！:D

>>50
「噛み合うポイントを見つける」のは良いけど指が落ちそうなくらい寒い時はとにかく早く始動させて目的地に行きたいんだ

主人公に苗字がないように見えるのは家族がいないからなのか？

調べたら一応苗字設定あるらしいけど作中では明かされてないみたい

3Dモデルが妙にリアルだ
背景と噛み合ってる

ゆるキャンでリンちゃんが原付で長距離移動してた雰囲気を思い出すね

山梨辺りのキャンプ地はもう大混雑
今度はホクト市民があわあわしそう

舞台が山梨ならゆるキャンと被るロケ地もあるかもしれない

コンビニがどっかで見たことある気がする
多分リンとおじいちゃんがコーヒー/ジュースを買いに行った所

ゆるキャンは身延周辺が中心
スーパーカブは北杜市が舞台
でもリンはシーズン1で通ってるはずだから少しは重なるかも

このアニメ、一枚絵がいちいち壁紙級の美しさで困る

時速20マイルはちょっと遅すぎじゃないか？

50ccなら60km/hくらいは全然出せる
小熊みたいに軽いライダーなら余裕だろう

>>62
メーターがkm/h表示なのを失念してた

すごく自然で指摘されるまで意識してなかったわ

日常は常にモノクローム
だがエンジンが咆哮する時、視界は血反吐を吐いたように鮮烈になる
生きる屍の特権だ

カブのエンジン音で懐かしさと色気が同時に押し寄せた
こういうリアル音響って『頭文字D』以来聞いてなかったな
ホンダが制作に正式に参加してくれてありがたい
ストックの「スクーター」音じゃなくて実際の音が聞けるんだから

バイクの作画が異様にこだわってると思ったらホンダの力が入ってるからか

俺も牧場で乗ったATVを連想して胸が熱くなった
音の力って大きい

淡々と風景と音に酔える
地味に色が戻ってくる演出も小熊の人生が輝き始めるイメージとシンクロして素晴らしい

スーパーカブは俺の子供時代の全てだった
父がアニメと同じ色のやつを持ってた（1968年製だと思う）
高校に入って俺も別のスーパーカブ1967年製を手に入れた
今は実家の倉庫で埃をかぶってる
このアニメを見て実家に帰って修理して一緒に旅に出たくなった

>>71
日本の旧車は基本的にシンプルだから復活も簡単だ
ガレージでひと汗かくのも楽しみの一つ

俺もバイク乗りだから冒頭から鳥肌立ったね
初めて自分のバイクを手にした時、ハンドル掴むだけで世界が広がった気がしたのを思い出す
カブを窓から見える位置に置くのもあるある過ぎて笑う

バイク買って最初に何メートルか進んだ時の感動
ガソリンスタンドでの戸惑い
全部懐かしすぎる

想像より重たく始まったけど次回以降はもう少し日常パートが増えるのかな
親がいないって言う割に一人暮らししてるし謎も多い

ギアチェンジの度に過去の犠牲者が囁く
「その速度で地獄に落ちるのかい？」

音楽のON/OFF切り替えが芸術的
無音の日常に突然クラシックが炸裂するときの脳内麻薬分泌量やばい

CGのカブ走行シーン
最初は違和感あったが5回見たら沼にハマった

夜道を疾走するヘッドライトはゴーストバスターズのプローブ・ビーム

コンビニから帰ろうとしたらエンジンかからないシーン
あの絶望感がリアルすぎて泣けそうだった

説明書ガッツリ読んでたから多分切り替え忘れはないだろうな

キックスターターの蹴り込み方に人生哲学が滲んでる
抵抗点を探り全身の重量を乗せる
この娘、いずれ峠のバトルフィールドで牙を剥く予感がする

夜中にブンブン走るスクーターに悩まされる側だったがこうして見ると風情がある…のか？
まあアニメだし許せちゃう

ハーレーの騒音に比べれば可愛いもんだ
あれは爆音ステレオとセットで地獄を見る

ゆるキャン系の癒しを期待したら暗めの色調と少ないBGMが妙に心にくる仕上がりだった
主人公が死んだ目してるのもリアル
カブで世界に色を取り戻す話かと思うとワクワクする

主人公が何も持ってない状態から一歩ずつ生きる糧を見つけていく物語っていいよね

あまりに儚いから守ってあげたくなる
小熊が笑うだけでなぜか俺も嬉しくなるんだ

短編映画かと思うほど完成度高い

女の子 x ホビーのアニメってなんでこう大事に作ってくれるんだろうね
セリフ少なめでビジュアルで語らせる演出が素晴らしい
やたら解説に頼らないのも好印象

普通のゆるふわ系かと思ったらめちゃくちゃ骨太で笑った

ゆるキャンはキャラ、音楽、色彩、全てからポジティブさが溢れてる
スーパーカブは荒涼としてる
灰色のパレット、音楽の欠如、主人公の壊れた笑顔（目が悲しそう）、不安を煽るシーン
普段の癒し系よりもドラマ寄りだ

やっぱり日常系がいちばん心を洗ってくれる
殺伐とした世の中でこういう作品が生きる糧になる