via:MAL
- カナダ ケベック州「バーテンダー 神のグラス」は大人の心を癒す一杯のような作品だ
日本といえばオムライスにメイド喫茶
そして忘れちゃいけない社畜文化
そんな中で花開く飲み会文化
イザカヤから始まり深夜のニジカイへと続く
酔いどれたサラリーマンの姿が目に浮かぶようだ
しかしこのアニメの舞台「イーデンホール」はひと味違う
主人公の佐々倉 溜が繰り出す神業的なカクテルは単なる酒ではない
まるで魔法のような一杯で客の心を解きほぐしていく
このアニメの魅力は大きく3つ
まず大人キャラクターの描写が秀逸だ
恋愛や仕事、時には死といった重いテーマも軽やかに扱う
次にカクテルのレシピが豊富
アニメを見ながら自分でも作れそうな気分になる
最後に音楽がいい
落ち着いたOSTに心地よいOPとED
88度のウォッカカクテルも飲めそうな錯覚に陥る
視聴のコツは1日1〜2話
仕事や学校帰りにゆっくり楽しむのがおすすめだ
冷えたビールを片手に見れば最高のひとときになる
バーテンダーの神業を見ているうちに自分の人生も変わるかもしれない
そんな魔法のような一杯を求めて今夜は「イーデンホール」の扉を開いてみてはどうだろうか
- ブルガリア溜という名のカクテルの魔術師がいる
彼は客の内なる声を聴き取り、グラスの中に魂の処方箋を注ぐ
繊細な感性と卓越した技術が生み出す一杯はまさに”神のグラス”の名にふさわしい
この作品の魅力は溜だけにとどまらない
バー業界全体を広く深く描き、お客のマナーまで学べる
原作者・城アラキの経験が隅々まで行き渡っている印象だ
2006年版と比較すると今回のリメイクは主人公がやや未熟でヤンチャな印象に
以前のダンディーな雰囲気から親しみやすさへと変化した
脇役の出番も増え全体的に明るいトーンになっている
しかしキャラクターがやや単純化された感は否めず
一話完結型の減少も惜しまれる
前回の凝った映像や音楽、深い心理描写の方が個人的には魅力的だった
とはいえ両者にそれぞれの良さがある
旧作は夜のネオンや落ち着いたナレーションが渋さを醸し出し
新作は気軽に楽しめる親しみやすさがウリだ
結局のところ同じコインの表裏
同じカクテルでもベースとなるお酒や使うグラスが違うようにそれぞれの作品が独自の味わいを醸し出している
- カナダ カルガリーグラス・オブ・ゴッド
大人のアニメ体験に乾杯
2006年版に続く2度目のアニメ化だが新鮮な驚きに満ちている
主人公の佐々倉 溜は一流バーテンダーとして様々な悩みを抱えた客の心を読み解きカクテルで癒やしていく
各話で繰り広げられる人生ドラマは現実味があり共感を呼ぶ
来島 美和という助手的キャラクターが視聴者の目線でカクテルの世界へと誘うのも心憎い演出だ
脚本は秀逸で印象的なセリフの数々が心に響く
「甘さと苦さ、喜劇と悲劇、幸運と不運。人生ってのは全て二つの顔を持ってるんだ」
「バーの照明が暗いのはなぜだか分かるか?客の涙を隠すためさ」
このアニメは人生の二面性を巧みに描き日常に潜む哲学を軽やかに提示する
落ち着いた雰囲気の中にある鋭い洞察は大人の視聴者を魅了するだろう
人生に疲れた時こそ一杯の『Glass of God』を
心が潤うこと間違いなしだ
- ななしのフロムさんミクソロジーの宇宙は想像以上に奥が深い
バーは酒飲むだけの場所?
いやいや、メンタル充電ステーションだから
そこには最強の相棒、グラスの魔術師が待機してんだぜ
この世界、偽りと問題だらけ
生きるのが大変なのは誰でも分かってる
アニメはそんな俺たちの疲れた体を受け入れてくれる聖地みたいなもんなんだ
イーデンホールの客たちもストレスや不安、時間との戦いとか俺たちと同じような人生送ってる
この作品はそういう問題をバッチリ描いてて毎回見るたびに共感しちゃう
正直これ、見てるだけで酒が欲しくなるレベル
そんだけ雰囲気作りが上手い
音楽もマジで酒が進む
アニメーションはシンプルだけどそれがまたオシャレ
キャラも個性的で魅力的
それぞれの人生が垣間見えて物語に深みを与えてる
短い登場時間でも印象に残るキャラがたくさんいるんだ
これはオススメ
リラックスして素敵な時間を過ごしてくれ
- ななしのフロムさん隠れ名作すぎてマジ卍
ストーリーもしっかり作り込まれてて映像も綺麗
大人なテーマも上手く扱ってる
主人公の溜がホテル・カーディナルでバーテンになるまでの話なんだけどめっちゃ見やすいアニメなんだよね
過去のトラウマをグダグダ引きずってるクセになぜかイケメン成長していくんだわ
客のメンヘラ話聞きながらカクテル作ってんだけどそれでみんな救われるの草
🗿評価9.5/10、でも見すぎると酒飲みになりそうで怖い🗿
- ドイツヤー!このアニメ見たぞ
予備知識なしで飛び込んだが驚いたねマジで
ものすごくリラックスできる作品だ
主人公の佐々倉 溜というバーテンダーがイーデンホールで腕を振るうんだがこれがすごい
酒に詳しくない私でもカクテルと酒の多様さに目を見張ったよ
本物のブランド名をバンバン使ってるんだぜ?
マティーニにジムビーム、マリブにカンパリだ
バーの棚に並んでるのを見るとゾクゾクするね
溜がまたいいやつでね
客の心を読むかのように最高の一杯を出すスキルがチート級
ストーリーが展開するたびに意外な素顔がチラリと見えてきて思わずのめり込んじゃう
そのうえ脇を固める面々がくせ者揃いでしょっちゅう顔を出すもんだから話に厚みが出る
大人だらけってのも酒がテーマだから納得の設定
カクテルの解説がマニアック過ぎて笑うわ
由来から作り方、材料まで細かすぎてほぼレシピ本だろこれ
予想以上に楽しめた上に酒の知識まで身についた
素晴らしいじゃないか!
プロットはやや物足りない気もするが全体的には上質なシュヴァルツビアのような深い味わいがある
酒好きにもバー好きにもおすすめだ
プロースト!
- ななしのフロムさん酒はそこまで好きじゃないし、はしごなんて人生で一度もしたことない
でもこのアニメに出てくるようなバーばっかりだったら興味わくかもね
言葉遊びで言えば「ショットを浴びたくなる」
カクテルのうんちくをお客さんが全部理解して毎回ドンピシャに感動してるのはちょっとご都合主義か
まあ確かに鼻につく部分はあるんだけどそれがこの作品の質を下げてるかっていうと全然そんなことない
視聴者が各カクテルの意味を”理解”して客と同じように「うまい!」って思えるようにするにはある程度そういう演出も必要なんだよね
要するに単なるバーじゃなくて悩みを聞いてくれて明日への希望をくれる特別な場所ってことを表現したいんでしょ
バーテンディングやカクテルミキシングに興味ある人はもちろん、心温まる癒し系アニメが好きな人にもオススメ
見終わった後に喉が渇くかもしれないけど
- ななしのフロムさんアニメのクオリティも声優の演技も文句なし
BGMも雰囲気よし
キャラも結構好きなんだけど…なんか距離感あんだよな
どうしても7点以上はあげられない
理由は2つ
1. 12話見たのに誰にも感情移入できない
みんな妙に冷めてて感情薄くね?
主人公は終盤ちょっとイラッとくることもあった
脇役のバーテンダーの方が感情移入できたわ
これはさすがに狙ってないと思うんだけどな
2. バーテンダーを神格化しすぎてる
神のグラスっつーくらいだから仕方ないけどやりすぎ感半端ない
2期あったら「イエス・キリストは大工だったけど水をワインに変えた時点でバーテンダーだったんだよ」とか言い出しそう
でも2期あったら見る
だって普通の大人のアニメってマジで少ねぇんだもん
異世界、妖怪、怪獣、魔王、喋る自販機、超能力バトル…もう食傷気味
こういうのも必要だよ
キャラがもうちょっと魅力的だったらなぁ…
- ななしのフロムさんシンプルだけど心温まる話
複雑な展開なしで癒し効果満載
気軽に楽しめる作品を探してるならこれ
人生の教訓が隠された芸術作品が好みなら大当たり
頭がぐるぐるしてるときに見ても、2回目3回目でも…
この声優陣と音楽、そして哲学的な要素が心を落ち着かせてくれる
蟲師みたいな人生について考えさせられつつ心が癒される系の作品が好きならどうぞ
- ななしのフロムさんおっさん臭プンプンの酒だな
20年以上前の古臭い大人の脚本って感じ
ごめんよ、作者さん
マジでおっさん臭がすごいんだ
昔のアニメってエピソード形式多いよね
簡単で短くて融通が利くから
でもやっぱ大きな展開も欲しいよ
この作品、最後のオチがちょっと微妙
悪くはないんだけど興奮もしなかった
毎回毎回、悟ったようなお説教じみたセリフをイケメンでロボットみたいに礼儀正しい青年、佐々倉ってキャラが長々と語るんだよね
ティーンの頃なら「おっさん、深いっす」って感動してたかも
でももうそんな年じゃないし、こういうのには慣れちゃった
全編通して説教くさい対話が多くてどんなに遠回しでも鼻につく
でも一番の問題はそこじゃない
このアニメが俺を惹きつけない本当の理由は葛藤が足りないこと
視聴者に提示される疑問が単純すぎて簡単に答えが出ちゃうというか
佐々倉が毎回完璧に答えちゃうんだよね
だから苦い思いをした後に甘い余韻に浸るっていう時間がないんだよ
もっと道徳的に難しいテーマとか悲惨で悲劇的な物語とかが必要だと思う
なんか特徴も記憶に残るものもなくて薄っぺらいんだよなぁ
まあ、そこまで陽気すぎない軽い作品が見たいなら悪くないんじゃない?
残念ながらこれは俺にとっての「神のグラス」じゃなかった
- ななしのフロムさん神のグラスが魂を癒してくれる
最近見た中で一番魅力的で癒される日常系アニメの一つだ
今期適当に選んだアニメの一つだけど予想外の当たりだった
ゆったりとしたペースがいい意味で効いててリラックスしたいときにピッタリ
内容はよくある話だけどなんか独特の瞑想的な雰囲気がある
迷ってるなら最初の2話だけでも見てみて
ビジュアルは平均以上
でも日常系アニメにありがちなポーズの切り替えが硬かったりパクパク動くだけの静止画があったりするのは残念
バーでの動きは軽快でダイナミック
カクテル作りのシーンに力を入れてるのが伝わってくる
まるでアルコール版のダンジョン飯みたい
シェイカーを振る音や動きが気持ちいい
- ななしのフロムさん2006年版と違って今回は漫画により忠実らしい
どれくらいってのは正直わかんないけど
エピソードごとじゃなくて最初から最後まで一つの物語になってるね
旧作と新作はアプローチが全然違う
旧作
溜が神みたいなキャラ
心理的な癒しがメイン
ほとんどイーデンホール
新作
欠点もあって人間味を感じる
よく外に出る
他のバーテンダーや彼らの苦労も見れる
師匠も出てくる
アニメーションの質はさすがに上
でも2024年版をオススメする一方で2006年版も見るべきだと思う
両方見れば相乗効果がある
2024年版は完結したストーリーだけど2006年版の方が雰囲気がいい
2006年版はアニメーションの質は悪いけど映像の構図が素晴らしくてそれを補って余りある
新しいバージョンの最終評価は7点
元々2006年版は7点だったけど8点に上げなきゃいけない
この2つのバージョンのうちどっちを観るかと言ったら2006年版だから
- ななしのフロムさんこのアニメ、バーテンダーになりたかった夢を思い出させるわ
バーの物語って大体興味引くんだよね
だからタイトルと概要だけ読んでぶっつけ本番で見始めた
このアニメの一番いいとこはイーデンホールに来る客それぞれの物語を知れること
パーティーじゃなくて心の安らぎを求めてバーに来る人たちって面白いよね
主人公佐々倉の、ドリンクの材料とストーリーを織り交ぜて客の悩みに対応する技術が見事
20代に見える彼がまるで100年の経験を持ってるかのような説教をするんだけど全然押し付けがましくないのがいい
アニメの雰囲気作りがヤバいくらい上手い
イーデンホールの全体的な雰囲気、照明、音…
全部が視聴者とお客さんの両方を落ち着かせるように配置されてる
この場所にはどんな話でも包み込む力があるんだ
エピソードごとの話については文句なんてないね
一方でカーディナルホテルのスタッフが佐々倉を説得しようとするメインプロットはちょっと弱い
佐々倉は何度もこの環境は自分に合わないって言うのに脚本はそれを無視して主人公の意思に反してでも進めようとしている
なんとかして佐々倉にホテルの人や仕事に関係を持たせようとするだけなんだよね
それでも強くオススメするよ
語られる各ストーリーがユニークで、どれに共感できるか、ゆっくり時間をかけて見てみるのもいいと思う
- ななしのフロムさん原作が何度もアニメ化されると同じ内容を繰り返すんじゃないかって心配になるよね
今回はそんな心配無用だった
2006年の「バーテンダー」は連載中に作られたけど「神のグラス」が制作される頃にはとっくに完結してた
だから2つのアニメが原作に対して全然違うアプローチを取ってるのが明らかなんだ
どっちも同じくらい面白くて興味深い
2006年版
エピソード形式
毎回1人の客に焦点を当ててその人がなぜ溜のバーに来たのか、溜が出す酒の歴史、そしてその特定の酒がどうやって客の問題に関係(時には解決)するかを描いてた
「神のグラス」は溜が客を理解してその瞬間に最適な酒を選ぶ能力を指してるんだ
溜はほぼ完璧なホームズみたいなキャラクター
客の微妙な手がかりを拾い上げて何が悩みなのかを見抜く
2024年版
カウンターの裏側に焦点を当ててバーテンダー自身や彼らの仕事に対するアプローチの違い、そしてなぜこの仕事をしているのかを掘り下げてる
シリーズを通して、あるホテルオーナーが溜を自分のバーで働かせようとする物語が展開されるんだが2006年版と比べると溜は評判ほどには経験豊富じゃないように見えるね(時々ミスをしたり過去の失敗に悩まされたりする)
これらが全部、この1クールで完全に解決する物語の章になってる
ペース配分は概ね上手くいってるけど最終回のとある特定の客との出会い(言わばラスボス的な存在)は急ぎ足で必要な緊張感が足りなかった気がするな
それ以外はしっかりした作品だよ
リメイク作品の中には旧作を超えようとするものもあるけど神のグラスはコンパニオン・ピース(相補的な作品)として位置づけてるみたいだね
全体的に見ると両作品は互いを補完し合う異なる味わいを提供してくれてる
この記事へのコメント
にしても2006年版もあったとは知らなかったな。
絵柄はこれと全然違うけど、2006年版もいいぞ。学生のころ、それで酒に興味をもって勉強した。
OPの謎のデュエットソングも良い
それ、自分の思慮が浅くなって、刺激物でしか楽しめなくなっている証拠だぜ?
相変わらず蘊蓄と説教臭くて見ていられなかった。
それ故に色々言いたい人が多いのは分かる作品だな
飽きっぽい今どき視聴者にじっくり描写しても伝わらないのは分かるし、
サーヴィスに関するあれこれが少しでも伝わってるといいな
感情表現が過剰で派手なバトル描写しか見たことがない外国人には退屈かもしれない
また2006年度版に比べると確かに構図やシナリオ展開が明らかに違っている
しかしそれは原作よりもアニメ監督の采配が強かったからだと思う
まあ例えたら昔の狼の香辛料と今の奴、どっちが面白いかを比較するようなもん
個人的にはどっちも違いがあって、面白いと思うけれどね
賢い人は知ってる常識だな