via:MAL
- ななしのフロムさんああ、穏やかな日常の向こうで闇の力が呼んでいる
その名も『陰の実力者になりたくて!』
このアニメは我々の中に潜む中二病の魂を揺さぶり闇のヴェールを剥がし真の力を解き放つ!
一見平凡な物語
だがその心臓部には闇の力を帯びた主人公の冒険が脈打っている
この異世界で彼は影として悪と戦い日常を守る
まさに中二病の我々が夢見る闇と闇の戦いだ
バトルシーンはメタを破壊するようなオーバーキルで満ち溢れている
主人公は無知なままに真の力を見せつける
そして無知が物語にコメディとドラマをもたらす
オーバーロードとは違うユニークな味わいだ
新キャラの登場と既存キャラの個性的な魅力は物語をさらに魅力的にする
そして愛らしいワイフたちが画面に登場するたびに視聴者の心は熱く高鳴りその美しさに息をのむ
声優陣のパフォーマンスはジョークと物語の感情を高める
音楽は「I AM ATOMIC」の壮大な場面で視聴者を引き込む
アニメーションはバトルシーンで最も煌めく
だが時として襲いかかる解像度の低い作画が完璧な幻想を少し損なってしまうのがマイナス点
『陰の実力者になりたくて!』は異世界と無双ファンタジーの深淵を求める者たちにとって避けて通れない運命の叙事詩と化している
しかしジョークに耐えられない者は最初の3話だけを視聴してプロットが自分を引き込むかどうかを確かめるのがいいだろう
さあ、影の世界へ飛び込み中二病の心でこの奇妙な冒険を楽しもうではないか!
- ななしのフロムさん陽の光を避け陰の中に身を潜める者たちがいる
彼らは表舞台に立つ英雄とは違い静かに時代の裏で力を蓄える
その筆頭の名はシド
『陰の実力者になりたくて!』の主人公である
彼の物語は異世界の風を纏いながら通常の異世界アニメの枠を打ち破る
表面上は単なる強者の物語に見えるかもしれない
だがその背後には作者の冒険心と独創的な発想が息づいている
我は多くの異世界アニメを見てきた
時にはスマートフォンを手にした者
時には死のトラクターに轢かれた者
時には無限に死を繰り返す者
『陰の実力者になりたくて!』は異彩を放っている
シドは自らをモブ、つまり群衆の一員として描きながらもその中で独自の正義を追求する
彼は友や国を守ることを望んでいない
「最強への無限の追求」
それがこの物語の核心である
通常の異世界ものでは主人公が仲間や恋人のために力を尽くす
だがこの物語の女性は既に自らの戦いで輝きを放ち、シドは孤高の戦士として暗闘の道を進んでいる
陰の熱意は音と映像にも現れている
声優の演技は心を揺さぶり、音楽は魂を震わせ、アニメーションのクオリティは瞼を奪う
特定の場面での音の切り替えは感動の波を生み出し視聴者の心を高らかに震わせる
シドのバトルシーンは視覚と感覚の双方で主役の威厳を爆発させそれがアニメの魅力を一層鮮烈にしている
我はこのアニメを極めて高く評価し10点満点を与える
異世界アニメの玄人が見ても新たな視野を切り開いてくれる
そして幕が閉じた後もシドの壮大な冒険が我々モブの心に焼き付けた興奮は永遠に残り続けるだろう
- ななしのフロムさんこれは闇の力を帯びた異世界の風刺の剣が視聴者の心に突き刺さる作品
現れる物語は冥界から湧き出るような痛烈な皮肉と中二病の心をくすぐるシリアスとユーモアの渦
「ありきたり」という汚名を叫ぶ者どもよ、汝らの目は塞がれているのだろう
この物語は霊魂を揺さぶるオーバーな演出とクリンジー/気まずさの極致を目指して創り上げられた神話なり
主人公シドの深淵なる野望
それは陰の存在、学園のモブとして生きること
だが皮肉にも彼はこの世界の中心となり全てを引き寄せるブラックホール、いや、シャドウホールと化してしまう
我は原作の神聖なる書を手にしてアニメ開始を前にこの物語の世界に身を沈めていた
しかしNexusの手により神聖なる文字列が更に神々しいビジュアルとして蘇った瞬間、我が心は天空へと飛翔した
闇の心を持つ者にとってシドが振るうメタ異世界ユーモアはたまらない毒となる
シドの何気ない態度と彼を取り巻くキャラクターたちのシリアスな雰囲気
この対比は闇と光が闘争するが如く我が心を狂乱の渦へと引きずり込むのだ
登場するキャラクターは設定の化身
神話の人物たちのように一貫した性格で描かれている
アルファは不動の忠誠を有する右腕
ローズは堅固な信条の騎士
アレクシアは無欠の美を誇る一等星
『オーバーロード』と比較されがちだが『陰の実力者』はその名の通り陰に徹し物語の核心を暗示する作品だ
アインズとシド、異なる神話の舞台で彷徨う二人の影
部下たちは主を天才と崇拝するがその実彼らの行動はその場のノリに過ぎない
考えるな、感じろ
物語の核心に触れすぎると作者の創造の意図さえも超越してしまうかもしれない
この物語を見る者よ、心を開け
先入観を捨て闇の力に身を任せれば必ずや心の底から楽しめるだろう
『陰の実力者になりたくて!』は10点満点中9点のスライムスーツを獲得する
この記事へのコメント
二期も楽しみ
この作品の戦いどころであるバカバカしさを構成、演出から戦い勝ち取る創作があったように思う
こうしとけば面白いんでしょう?ではなく、この面白さをどう出せば一番面白いか?で作られていたから面白かった。
ただ完走したし二期も観ようと思ってるってことは面白かったんだとは思う。
そしてなぜか未だに七陰の名前と見た目が一致してない・・・
ストーリーは行き当たりばったり
物語に目的がないからボヤっとした記憶になる
国や敵勢力がシャドウ一派をボヤっとしかわかっておらず、
第三者評が弱すぎて強さ表現が雑
ポテンシャルを無駄にしている