via:MAL
1: ななしのフロムさん ウマ娘が颯爽と登場してから約3年
シーズン1は注目度三冠王とまではいかなかったがそれでも競合を圧倒する出来栄えだった
2021年冬、なんとウマ娘はストーリーやキャラクターをほぼそのままに続編のシーズンを迎えて帰ってきた
2人のウマ娘がそれぞれチームやライバルを持ち、競馬の歴史に敬意を表してレースを戦う
シーズン1を覚えている人なら同じ基本プロットを見ることができるだろう
今回は主役をトウカイテイオーとマックイーンに譲っている
スペシャルウィークとサイレンススズカの生徒と先生の関係よりも二人の物語の方が断然強い
スペシャルウィークとサイレンススズカの生徒と先生の関係よりも二人の物語の方が断然強い
テイオーはトレセン学園の生徒会長シンボリルドルフに憧れ、マックイーンは名門の家名の重みと高い水準を維持することへの期待にさいなまれている
シーズン2ではにんじんスティックを振り回したいほどたくさんのウマ娘が登場する
チームカノープスのイクノディクタス、ナイスネイチャ、ツインターボ、マチカネタンホイザに加え、ソロで関わるミホノブルボンとライスシャワー
彼女達はシーズン1にはなかった「敵役」のスパイスとしてドラマを盛り上げている
彼女達はシーズン1にはなかった「敵役」のスパイスとしてドラマを盛り上げている
すでにシーズン1をご覧になっている方はご心配なく
キャラクターはこれまで同様、愛すべき存在だ
さて大好きなアニメを新しいスタジオが引き継ぐとなると少し心配になるのは当然だろう
しかしウマ娘好きの皆さん、ご安心あれ
スタジオKAIはP.A.Worksが築いてきたものを全部引き継いでいる
3DCGのカメラワークが向上、レースは以前にも増してリアルで目を引くものになった
友人でありライバルでもある関係のダイナミックさ、それに伴う勝ち負け、リードとサポートといった高揚感は視聴者を魅了する
ストーリーは手に汗握るものでアニメーションは大幅にグレードアップ
全体として本当に満足のいく続編だ
鞍に乗ってワイルドな旅に出かけよう!
2: ななしのフロムさん
ストーリー
シーズン2ではシーズン1をベースにレースで勝つことだけにとどまらない物語が展開される
テイオーが「ベストホースガール」になるまでの道のりは感動的だ
登場人物はたとえサイドキャラでもスポットライトを浴びて輝くチャンスを得る
だがレースは勝負の世界を捨てない
ここに努力を誉める参加賞はない
全員が頂点に立つわけではないがそれでもエンディングは満足のいくものとなっている
キャラクター
主人公のテイオーとマックイーンも良いが、キタ、ダイヤ、ライス、ビワ、ネイチャ、ターボなどの脇役にもスポットライトが当たり主人公をより輝かせるのに一役買っている
作画/美術
赤ちゃんのお尻が嫉妬するほど滑らかなビジュアル
絵柄も完璧で別世界にいるような臨場感を味わえる
動く芸術作品を見ているようで適度な緊張感があり夢中になってしまう
音楽
OPとEDの曲はキャッチーでレース中のBGMも盛り上がる
コンサートシーンはいつも感動的だし解説者もレーシングスポーツらしさを演出している
総合
全体的にシーズン1よりシーズン2の方が楽しめる
テイオーの苦悩と戦いは魅力的でどのエピソードも素晴らしい
このアニメは今シーズン見た中でベストの1つ
3: ななしのフロムさん
私はウマ娘を見くびっていた愚かな人間だ
時間を費やす価値もないと思っていた
一見したところ動物的な特徴を持つ女の子とゲームが原作という大失敗の要素をすべて含んでいるように思えたのだ
これらの要素のうち一つでも持つアニメはスキップできることが多く、なぜその両方を持つアニメをわざわざ見る必要があるのか、と
親愛なる友人たちよ
ウマ娘をスキップするのは重大な誤りであると言っておこう
ウマ娘はそのような特殊性があっても良いのではなく特殊性があるからこそ良いのだ!
それはクリエイターの揺るぎない愛とディテールへのこだわりのおかげだ
シーズン2は特に印象的で笑いと涙が混在する稀有な作品に仕上がっている
もっと見たいと思わせてくれる
だから私のように先入観や偏見にとらわれずウマ娘という作品の素晴らしさを体験してほしい
後悔はしないはずだ(楽しいことが嫌いな人は別だが)
4: ななしのフロムさん
ガチャゲームを題材にしたアニメを作るとなると最大のハードルは原作に中身がないことであることが多い
ウルトラレアJPEG数枚と台詞だけでは魅力的なキャラクターにはならない
しかし視聴者の皆さん、絶望することはない
そのギャップを埋めるのはアニメ制作者だが、ウマ娘の場合、彼らはそれを見事にやってのけたのだ
及川啓監督はあらゆるシーンにエンターテインメントを詰め込んでいる
ユーモアは的確で連続するギャグはシリーズを通して新鮮さを失わない
ウマ娘は競馬場を走る「馬」の女の子を描いているにもかかわらず感情的な場面では観客の心を打ち抜く
「トレーナー」というキャラクターも忘れてはならない
退屈な自己満足になりかねないキャラクターだが代わりに意味のあるやり取りで物語を盛り上げてくれる
才能あるチームとガチャゲー並みの予算があればゲーム原作のアニメは他のアニメと同等(あるいはそれ以上)になり得るということか
みんなもウマ娘ファンクラブに入会しよう
このアニメは勝者である
5: ブラジル
珠玉のアニメのシーズン2に私は駄菓子屋にいる子供のように熱狂的な期待を持っていた
結果、期待を裏切らなかった
私の心を盗んだ2人の素晴らしいキャラクターのおかげでさらに良くなっている
ストーリーは川のように流れこれ以上良くなることはないと思った瞬間、苦しみとドラマが始まる
そしてそのドラマは壮大なものになる
そしてそのドラマは壮大なものになる
耳から耳へ口がつながるほどニヤニヤし、大声で応援し、ライスシャワーのレースではお米を投げつけた(本当だって!)
完全に壊れていたテイオーが立ち上がり皆にその力を見せつける姿は感動的である
6: ななしのフロムさん
プロスポーツ選手にとって怪我はつきもの
ウマ娘は走り、鍛え、競い、頂点に立つために全力を尽くす
ウマ娘シーズン2ではそんなウマ娘たちが再び登場する
シーズン1のエキスパートでなくても新主人公のトウカイテイオーとマックイーンを理解することはできる
二人とも本気で勝ちにいく猛者だ
テイオーはお菓子が大好きな子供よりレースが大好きなウマ娘
マックイーンは一見冷たくて無愛想だが仲間を大切にしていつも「蹄」を貸してくれる
ライバル意識は熾烈だがそれがウマ娘の強さでもある
そして困難に直面したとき奇跡と互いを信じる
しかし問題は二人だけで解決するわけではない
ライスシャワー、ダイヤちゃん、キタちゃんという3人の新キャラクターが登場して物語に華を添えてくれる
ライスシャワーは内気な美少女で人を喜ばせることが何よりの望み
友人やライバルの幸せのためなら自分の成功も顧みない
そして彼女が最後に勝利したときそれは視聴者全員の勝利となる
キタちゃん、ダイヤちゃんは応援することの大切さを教えてくれるウマ娘
彼女たちがいなければテイオーのカムバックは実現しなかった
負けるのは誰もが嫌に思う
ほとんど空気のようなポテトチップスを手に入れたようなものだから
世界一のウマ娘であるテイオーやマックイーンでも全レースで勝てるわけではない
大敗を喫したとき彼女たちは私たちが直面するのと同じような危機感を抱く
「こんなことでいいのか?このまま続けるべきか?」
しかし夢をあきらめざるを得ないようなひどい怪我をしたにもかかわらず最後の最後までタオルを投げることはない
ウマ娘は単なる友情の物語ではなく忍耐のレッスンでもある
個人的にはスペシャルウィークにもっと出番が欲しいところだがテイオーとマックイーンの冒険はとても楽しかった
そうそう、耳のアクセサリーは実在する馬の性別の指標をもとに作られていることをご存知だろうか
なんと右耳についていればモデルが牡馬とのこと
アニメから何も学べないなんて誰が言ったの?
もしあなたが日常系、コメディ、*C-horse-DCTのファンならぜひウマ娘を見てほしい
(※かわいいウマ(娘)がかわいいことをする)
スペシャルウィークのように成功に向かって駆け抜けよう
7: ななしのフロムさん
凡庸だったシーズン1を大きく上回る勢いで復活を遂げた
Cygamesのメディアミックスプロジェクトではアニメを強力に翻案する伝統がありウマ娘も例外ではない
映像表現もシーズン1から大きく進化
美しいコンポジットワークと印象的なキャラクターアートが実現されている
レースはこれまで以上にエキサイティングだがスピンオフ漫画「シンデレラグレイ」の狂気とマッチするようなエフェクトをもっと追加してほしいところだ
シーズン2はアスリートが外的環境から受ける障害に焦点を当てている
忍耐力、セルフイメージ、責任感といったテーマに取り組む
それを乗り越えた後は胸に響く格別なカタルシスが待っている
トウカイテイオーのキャラクターはホメロスの英雄の旅路を辿り視聴者は最後に尊敬と賞賛の念を抱く
それを乗り越えた後は胸に響く格別なカタルシスが待っている
トウカイテイオーのキャラクターはホメロスの英雄の旅路を辿り視聴者は最後に尊敬と賞賛の念を抱く
とはいえ、いくつかの脇役にはもっと焦点を当てて深みを与えることもできたはずだ
及川啓監督はキャラクタードラマとコメディのバランスを完璧にとり絶妙なタイミングでギャグを繰り出す
その結果、競走馬を擬人化するという奇抜なコンセプトにもかかわらず魅力的で共感できるストーリーが生まれ2021年冬アニメのベスト作品の1つになった
あなたもレースに参加しよう
8: ななしのフロムさん
トウカイテイオーとマックイーンが馬力を発揮するときが来た!
シーズン1ではスペシャルウィークとサイレンススズカの微妙な百合とライバル意識を描いていた
今回は挫折と不運、そして「灰から立ち上がる」という古典的なテーマを背景にテイオーとマックイーンを主役に据えている
だけど思っていたより印象は弱くて...
ストーリー
究極の賞の獲得とヒロインたちの「ああ、ドラマチックな」挫折
作画
ファンサービスもなくただの絶対領域
音楽
最終回のテイオーの歌は神
キャラクター
テイオーとマックイーンは前シーズンで既に知っていたのであまり目新しさはない
マックイーンに何かあった後、テイオーが有馬記念(G1)に勝つということに集約される
総合
十分に楽しめるがシーズン1の繰り返し&登場人物が違うだけなので見るのが面倒な感じがする
シーズン1が好きな人はシーズン2も好きだろう
しかしシーズン1の時点で好きな気持ちがなければスキップした方がいいかもしれない
シーズン3については次に主役になるウマ娘が誰になるのか誰にもわからない
9: ななしのフロムさん
以前、あるアニメ業界のベテランが「今のアニメの現状は好きになれない」と豪語していた
日本人が公然と他のアニメの企画を悪く言うのは深刻なことだとわかる
そして捕食型ガチャゲームを題材にした大人気アニメ「ウマ娘」を見た後ではすっかり共感してしまった
理解できない
どうしてこんなに平凡なものが愛されるのだろう
まるでみんなが魔法にかけられたかのようだ
私のTwitterのタイムラインはウマ娘ファンボーイ主義で埋め尽くされた
「涙が出る」というツイートを100万回見た後、私はついに屈服してウマ娘を見た
でも泣くどころか大笑いしてしまった
レースを見ていた犬が泣き出すシーンがなかったのが不思議なくらいだ
ウマ娘の世界観はいい加減で風の抵抗を認めておきながら登場人物にタキシード、マント、帽子を被らせるというのはまさに馬鹿げている
レースをしないのに学校に通っている先輩の話も勘弁してほしい
かわいい女の子がかわいいことをするアニメというにはあまりに真剣に取り組みすぎている
実際の歴史を追っているのかもしれないが同じ傷害装置を何回も続けて使うのはストーリーテリングとして優れているとは言えない
ウマ娘は史実に敬意を払っていると言われるがワイフポイントのために馬を性転換させ実際の遺産を無視している
でも人気があるから「ケガでライバルとレースができない...悲しい」「負けたけど諦められない!ライバルとレースするために猛特訓だ!」みたいな飽きたフォーマットで3期を作るんだろう
早くBDの売り上げ記録を更新して鋼の錬金術師と並ぶ歴代殿堂入りアニメになってほしいものだね
10: ななしのフロムさん
ウマ娘シーズン2はシーズン1の上を行く、ステロイドを搭載した競走馬のような作品だ
シーズン1ではスペシャルウィークと彼女の活躍が描かれていたがシーズン2でも同様に愛すべき面白いキャラクターが勢ぞろいしている
最後まで泣きっぱなしだった
競馬の女の子を描いたアニメに感情移入するとは思ってもいなかった
真の主役であるテイオーとマックイーンについて
この2人のライバル関係はスペシャルウィークやサイレンススズカと同じくらいエキサイティング
しかもストーリー展開がずっといい
さらにシーズン2では登場人物たちが実際に深刻な問題に直面しているためよりリアルに感じられる
ライスシャワー編は個人的に好きな回
競馬があんなにエモーショナルになるなんて誰が想像できただろう
最終回に至ってはもう泣くしかない
スポーツアニメが好きなわけでもないのに号泣だ
今はシーズン3が待ち遠しい
もしこのゲームが英語版になったら四六時中プレイすると思う
V.A.
ランティス
2023-03-08
この記事へのコメント
この人自身が「かわいい女の子がかわいいことをするアニメ」の定義を型にはめ
時代は動いているのに気づかず、自身の視野を狭めている
自分の視野にそぐわないものは叩く年寄りにはなりたくないものだ
わざわざ女性化する必要のない秀逸な物語である点についてだけは同意するが
史実ではヤリチンとヤリマンばっかりで見るのがうんざりすると思うぞ
そして競馬が好きなのは男だからな
そして、競馬を知らないけど、(荒唐無稽な作り話では無く)史実に裏打ちされている、というのが大事で、より説得力を感じさせる。
シーズン3に出てくる馬はこれまでのようなドラマチックな物語を持っているのか気になる。
結果、作品はシーズン2によって大成功してるし
むしろかなり愛されていた馬だった。
シーズン3もこうあって欲しい。
キタサトは無事3期の主役を張ることになったわけだが
でもそんなことよりもキャラクターの一喜一憂に共感し一緒に涙を流すことのほうが何倍も有意義だ。最終話を見終わった後の多幸感と寂しさを味わえないなんて勿体無い。
>同じ傷害装置を何回も続けて使うのはストーリーテリングとして優れているとは言えない
というわけのわからない持論で無理矢理扱き下ろす偏屈な外国人がいるんだなぁとだけは理解した
二期のキャラたちに依存するしかない3期を見ていてつくづくそう感じたよ
その「女性」が見ても感動する物語であることは間違いないだろう
むしろテイオーの生き様こそ競馬を「賭け事」と軽視していた層に対する者に対し
男女問わず見直してもらうため再構成したストーリーであると考えている