2023年02月23日 23:24

no title

via:MAL+imdb
 1: ななしのフロムさん
世界に真の平和はあるのだろうか?
まあ、最近ユニコーンを見かけないので「ない」と答えることにする

さてリコリス・リコイルについて
確かにかわいい女の子が銃を振り回してテロリストをやっつけるんだけどそれだけじゃない
これはアニメの形をした自己啓発本のようなものだ
最高の人生を送ること、ポジティブでいること、そして自分を一番に考えること(自分勝手なやり方ではなく自分を大切にするやり方)を教えてくれる

主人公の千束とたきなはパイナップルとサボテンくらい違う
千束は太陽と虹のような存在でたきなは北極のように冷たい存在
しかしこの二人が手を組めば火花が散る!
二人の友情が深まる様子は寒い日にふわふわの毛布にくるまっているようでほのぼのとした気持ちになる

最初はこのアニメを見るのをためらっていた
だってカフェと美少女だよ?
でも一度見てみたらとても驚いた
ハッピーな場面とダークなテーマのバランスが絶妙
リコリス・リコイルを試してほしい
銃があろうとなかろうと最高の人生を送ろうという気にさせてくれる

STORY: 19.3/25
プロットは少し突飛かもしれない
でも正直、誰が真面目でつまらないものを見たいと思う?
アクションや冒険、リコリス・リコイルが見たいんだ

舞台はそう遠くない未来の日本
みんな平和ボケしているけど現実は犯罪やテロが絶えない
そのため極秘の治安維持組織DAは孤児の少女たちを暗殺者に育て上げた
しかしたきなは失敗し喫茶リコリコで働くことになる
そこで出会ったのは陽気で才能あふれるリコリス、千束だった
たきなは千束からいろいろと学ぶ
人生とは人を殺すことだけではない
世界には美しいものがあり時間をかけてそれを評価する価値があると
Lycoris Recoil - 01 - Large 36
一番の魅力は?
オリジナルアニメだからこの先どうなるのか全く予想がつかないことだろう
主人公たちは生きて帰れるのか?
予想外の展開が待っているのか?
それはわからないがそれもまた楽しみのひとつ

作画: 9.1/10
最近、A-1 Picturesは本当にすごい
前シーズンはかぐや様、昨年は86を世に送り出した
アニメーションは本当に素晴らしくスクリーンから飛び出すような色彩と雰囲気を盛り上げる暗い色彩が見事
アクションシーンも壮大で見ごたえがある
文句のつけようがない

音楽: 8.9/10
リコリコの音楽は完璧な相棒のようなものだ
リラックスしてくつろぐべき時は穏やかな日常系のビートで
壮大なアクションや感傷的なシーンはバラード調で

ClariSのオープニングテーマはとてもキャッチーでアニメのトーンを完璧に作り上げている
さユりによるエンディングテーマ?
間違いなく今シーズンのハイライト

キャラクター
このアニメの登場人物に拍手を送ろう!
千束は基本的に何でもありのボス
最高の人生を送っていて誰がどう思うかなんて気にしない
しかも人の人生を大切にする変な癖がある
千束は心優しいワルなんだ

一方、たきなは「結果が先、質問は後」みたいなタイプ
でも千束と一緒にいるうちに心を開き人を信じるようになる
千束と一緒に過ごすことで人はこんなにも変わるのか

サイドキャラクターも充実している
クルミとミズキは笑いを誘いアクションシーンを盛り上げてくれる
そして忘れてはならないのが悪役たち
彼らはありふれた悪人ではなく面白い動機を持っていて玉ねぎよりも層が厚い

総合
コメディあり、アクションあり、感動的な場面ありの究極の何でもありのアニメ
コメディはとても素晴らしく椅子から転げ落ちるほど笑った
声優陣もおそらく楽しみながらセリフの収録に臨んだことだろう
アクションシーンはとても激しく私の心臓はまるでジャックハンマーのように鼓動していた
感動的な場面では思わず涙がこぼれてしまう
ティッシュをくれ、すぐに!

喫茶リコリコはまるで不良の大家族のようですっかり魅了されてしまった

だけどレンガの壁のように厚い「プロットアーマー」はマイナス点
千束の能力はかなりクールだが少し作為的だと感じる部分もある
でも完璧な人間なんていないし完璧なアニメなんてのもないんだ

全体として88.4/100の評価を付けた
テーマ的にも素晴らしい!
2022年トップアニメの一つで今年見た中で最高のキャラクターを揃えている
もちろん完璧ではないがそれでも最初から最後まで素晴らしい作品だ
A-1 Picturesは決して期待を裏切らない

たきなの名物パフェを再現してみたいのでここらで失礼する

2: ワルシャワ(ポーランド)
リコリス・リコイルはパンのないサンドイッチ
アクションとキャラクターを優先しているが追う価値のあるストーリーを提供することを忘れている
キャラクターは面白くやり取りも楽しいが悪役は店頭用シリアルのように一般的
脇役には成長が見られるが本筋は紙飛行機並みに薄っぺらい

アクションシーンは印象的
しかしプロットの鎧は中世騎士の鎧より分厚い
銃撃の精度はストーリーが要求するものによって決まるので目隠しをしてダーツゲームをしているようなものだ
これがアクションシーンの興奮とサスペンスを奪っている

さらに悪いことにリコリス・リコイルはかなり強い検閲のメッセージ性を持っている
確かに大衆は真実を扱うことができない羊の一団だが我々は本当にキノコのように彼らを暗闇に閉じ込めたいのだろうか?
そして秘密組織をどう描いているかも忘れてはならない
あまりに単純すぎて痛々しい

悪いところばかりではない
素晴らしいキャラクターもいるし頭を使わないアクションもあってかなり楽しめる
しかしリコリス・リコイルを楽しめるかどうかは悪いプロットにどれだけ耐えられるかによると思う
私のようにプロットの粗にイライラする人はこの作品をスキップしてもいいかもしれない
多少の粗が気にならないのなら試してみてほしい
もしかしたら気に入るかもしれない
あるいはテレビを窓から投げ捨てない程度には気に入るかもしれない

3: ななしのフロムさん
世界の皆さん、お待たせしました
日本は軍事的な必要性から新しい解決策を見つけたようです
孤児のJK/JCだ!
そして日本の治安維持を目的とした秘密結社が誕生した
Lycoris Recoil - 07 - 10
ヒロインの井ノ上たきなはとにかく結果を出したい頑張り屋さん
命令を無視して暴走した彼女は喫茶リコリコで働くことになりリコリスのトップエージェントである錦木千束とコンビを組む
たきなは物事をやり遂げるタイプで千束は太陽のような存在
水と油のような関係だがなぜかうまくいく
コーヒーサービスからボディガードまでこなす究極のコンビだ

「かわいい女の子が悪いことをするアニメか。つまらん!」と思われるかもしれない
だがちょっと待ってくれ、友よ
アクションシーンは振り付けもよくビジュアルも素晴らしい
マトリックスのように弾丸をよけ、ミスター・ロボットのようにハッキングし、Call of Dutyのようにテロリストをやっつけるんだよ

楽しいキャラクターが登場するスパイアクションが好きな人ものんびりとした時間を過ごしたい人もリコリス・リコイルなら楽しめるはず
2022夏のベストアニメをお見逃しなく

4: ななしのフロムさん
良かった
いや、それ以上に素晴らしい作品だった
というかマジで批判するところを探すのに苦労する
ロケーションの切り替えは少ないものの工夫を凝らしていて飽きさせない
千束とたきなが大好きで二人の「正反対のものを引き寄せる」関係は面白くて愛らしいものだった

5: インドネシア
女の子が銃を持っている時点で何かとんでもないことになりそうな気がする
その場合「ライフル大好き美少女」的なアニメになるか「ガンスリンガー・ガール2.0」になるかのどちらかだ
リコリス・リコイルはどっちに該当するのだろうか
まあ、その両方なんだけどね
明るく楽しい雰囲気を持っているかもしれないが残忍で暗いことを恐れていない
そしてそれをうまく表現している

アニメーションは最高とは言えないかもしれないがそれでもすごくいい
銃撃戦は「伝統的」で「一般的」な撃ち方をしているにもかかわらずものすごくエキサイティングだ
普通なら眠くなりそうなものだがこのアニメはそうではなくものすごく楽しいものにしている

オープニングテーマはClariS
一度聴いたら病みつきになる

総合的にかっこいいアクションと素晴らしいアニメーションを見れば8点以下は付けられない

6: ななしのフロムさん
点数に騙されてため息
注目度が高いので何か特別な作品なのかと思ったら...

アニメーション、サウンド、声優は最高
ストーリーは最悪だった
かわいい女の子とアクションさえあればそれでいいんだろうか?

かわいい女の子がかわいいことをする、ばかげた銃撃戦、ただ笑えるだけの秘密組織など、想像できる限りのあらゆる決まり文句のマッシュアップだった
忘れてはならないのは工作員が全員制服とスカートを身につけた若い女の子であるという事実だ
そう秘密工作員にとっては完璧な変装なのだ
未熟な10代だけが特殊作戦を扱える
まったくもって理にかなっているね

10歳か12歳のスーパーハッカーがいるんだけどどうやら彼女は世界最高峰らしい
もしかしたら母親の胎内にいるときからノートパソコンを使ってハッキングを始めていたのかもしれない
彼女はステレオタイプのロリキャラのように振る舞うがよりリアルに見えるように「知性」を備えている

他の女の子もアニメによくある女子高生みたいな振る舞い

主人公の女の子2人はいただけない
黒髪の子はほとんど感情を表に出さず自分のやり方に固執して融通が利かないのでただただ退屈
2
もう一人の白金と金髪の女の子は全く正反対
彼女はとてもハイペースでハイパーでマイペースなので実際のADHDの人がとても普通で穏やかに見えるほどだ

そして組織がどんなに危険な状況であっても人を殺すことを拒否する
ここが嫌なところだった
人をノックアウトすることさえできない非致死的な手段を使うほど馬鹿げたことはない

もう一つ、あらゆる弾丸を100%避けるという能力は納得できない
速射砲さえも平然と避ける
ハンドガンの遅い射撃は銃身の位置と手の動きから弾道を予測することでなんとなく避けられるけど彼女のやっていることは純粋な超能力だしそれだと回避する余地のない斜めからの攻撃を避けられる説明がつかない...

7: ななしのフロムさん
メタルギアの生みの親である小島秀夫氏も偶然にリコリス・リコイルに出会いその魅力に取り憑かれたという
彼は「リコリス・ピザ」を検索していたのだがなぜか殺しのライセンスを持つ少女がカフェで働くアニメを発見してしまった
そしてリコリス・リコイルに夢中になりどんどん視聴を進めていった
平凡な日々で「ピザ」を探すことがこんな宝物を発見することにつながるとは......

リコリコ成功の秘訣は何だろう
それはベン・トーを生み出したアサウラ氏のおかげ
ベン・トーはハンガー・ゲームが割引食品を奪い合うゲームを始めたような作品だ

しかしリコリコは忍者である孤児の少女たちの秘密機関によって全く新しいレベルに到達している

彼女たちの使命は日本の安全を守ることだが誰もが彼女たちのやり方に賛成しているわけではない
やり方を好ましく思っていない人もいる
しかしどちらにも理由があるため誰を応援すればいいのかわからない
スパイガール側につくのかスパイガールを暴こうとする反乱軍につくのか

アサウラ氏はリコリコで大当たりを出したのかもしれない
たとえそこに到達するのに10年以上かかったとしても

8: ななしのフロムさん
男性キャラクターを削除すればたちまち成功というわけだ
ケールスムージーを作ってそれがヘルシーだからといって大きな話題にするようなものだね
実際、ケールはいくらブレンドしても草の味しかしない

リコリス・リコイルは痩せた10代の女の子たちがビデオゲームのように銃火器を振り回す
彼女たちはリコリスと呼ばれAK47や他の重火器を持った男たちを倒すことができる
しかもスパイダーマンよりも上手に弾丸をかわす
なぜ男たちは迫撃砲やロケットランチャーのようなリコリスを簡単に倒せる重火器を使わないのだろうか

リコリス・リコイルが画期的な傑作であるかのようなふりをするのはやめよう
ただの銃乱射アニメでプロットも稚拙、創造性も欠如している
人気があるのは特定の層に媚びていてある種の物語を押し出しているからに他ならない

もしあなたが痩せた10代の女の子がマトリックスにいるように弾丸をよけながら重火器を持ったでかい男を倒すのが好きなら楽しめるかもしれない
ただあまり多くは望まないほうがいい

9: ななしのフロムさん
何から話せばいいんだろう?
リコリコは外見は素晴らしいが一口食べると注文していない奇妙なものが詰められた高級巻き寿司のようなものだ
アニメーション、アクションシーン、声優の演技はすべて一流だがアニメのデタラメさが目立つ
特徴的な制服を着た女子学生で構成される対テロ部門というアイデアは誰が思いついたのだろうか?
世界一のハッカーがロリってのも勘弁してくれ
これって変なファンフィクションか何かなの?

楠木
リコリス組織のリーダーである彼女は3本足のナマケモノがやり手に見えるほど無能

ロボ太
パーティーで自分のマジック:ザ・ギャザリングのコレクションをしつこく見せようとする男よりも不愉快

吉松シンジ
千束の才能は殺戮にあると言い出したのは何なんだ?
コミュニケーションって知ってる?

あと言いたいのがプロットホール
千束は車のドアをぶち破る弾丸を撃つが至近距離ではなぜか死なない
片腕でぶら下がったままどうやって弾をかわすんだ?
スパイダーマンの遠い親戚か何か?
新入社員が監督なしでエージェントを診察する医療機関も勘弁してくれ

リコリコが好きな人がいるのは知っているが私には手に負えない
ビジュアルは素晴らしいし千束の声優も素晴らしいんだけどめちゃくちゃなんだ
もっと言いたいことはあるのだがもうやめよう
要するにリコリコはダメダメだということだ

10: ななしのフロムさん
ビジュアルがピカイチ
この餌に食いついた自分が信じられない

まずプロットが何年も前からやり尽くされている異世界アニメのように一般的だった
かわいい女の子がかわいいことをやってガンアクションをちりばめただけ
自分の仕事を果たさず「かわいい」子供たちに問題を転嫁する大人たちについては触れたくもない

登場人物はみな「かわいい」ために作られたもので深みや面白みはゼロ
みんな「かわいい」デザインで安っぽい「俺の嫁」の餌になっている
罠で誘い込もうとしているようだが私は頭が良いのでそんなことにはならない
騙されないぞ!
3
エンディングの話もやめた方がいいね
ありきたりで予想通りだった
凄いひねりを期待していたのだが監督は安全策を取って「めでたしめでたし」で終わらせた

音楽はまあまあだが特別なものはない。

ゲイや百合の要素があると言う人もいるかもしれないがプロットがあまりにもくだらないので気にすることもなかった

この一般的なアニメで毎週30分の人生を無駄にしたことを後悔している
もう二度とこのような過ちはしない

11: ななしのフロムさん
アニメの世界ではオリジナルコンテンツを作る気力が失われている
製作委員会は人気ビジュアルノベルや漫画のアニメ化一辺倒になっているんだ
そんな中、リコリコが登場して私たちが見落としていたものを思い出させてくれた

リコリコの魅力は何か?
それはキャラクターの相互作用とかわいい親密な瞬間に尽きる
プロットは最悪だがたきなと千束がいれば全て打ち消せる

たきなと千束はこの作品の中で最もキュートな関係
たきなは最初は冷たくてよそよそしく世の中の仕組みがわからない子だったが徐々に共感できるようになり友達のためなら何でもする優しい心の持ち主に成長していく
買い物や料理といった日常的な作業を通じて2人の関係が発展していく様子は最高だ

テンポも絶妙で登場人物とその動機もよくわかる
もし何か変えられるとしたら悪役にもっと深みを持たせることだろう
可能性を秘めた人物なのに最後には平坦になってしまった
悪役の皆さん、もっと頑張ってくれ

あと百合が好きな人は気に入ると思う
たきなと千束は事実上それを望んでいるが残念なことにそれはただのお遊びだ
それでも二人の関係は見ていて超キュートで応援せずにはいられない

12: ななしのフロムさん
実は最初のエピソードでやめた
でも高評価だったからもう1回見ようと思った 
でも評価は覆らなかった
基本的に女の子二人が自分の居場所を見つけようとする話だがそれは本筋から蹴飛ばされた後に始まる
それに若い暗殺者やガンマンをアニメで見るのは何度目だろうね

日常的な要素を取り入れることで変化をつけようとしているがそれは完全に空振りしている
プロットはほとんどなく平凡な仕事とおしゃべりが続くだけ
アクションシーンも草が生えるのを見るのと同じくらいスリリングだ
カウボーイビバップのスパイク・スピーゲルに似たキャラクターが登場すれば事態が好転すると期待していたのだがそうでもなかった
なぜこれほど高い視聴率を獲得しているのか本当に理解できない
Lycoris Recoil - 07 - 09

13: ななしのフロムさん
リコリス・リコイルは最初こそ盛り上がったが5話では「なんだこりゃ」という感じだった
銃を持った女の子というコンセプトはいいけどあまりにも非現実的な展開に真面目に見ることが難しくなる
アニメが現実的であるべきでないことは分かるがファンタジーと「かわいい女の子は何があっても生き続けなければならない」というのは違うと思う

政府が管理するメディアの陰謀は巧妙だったがその後プロットの穴やバックストーリーの欠如を紛らわすために銃を持ったかわいい女の子に頼りすぎた
子供の頃に見た何があっても主人公が勝つアニメみたいな感じでね
しかしリコリス・リコイルのポイントはあくまでも銃を持ったかわいい女の子たちでありその点では妥協することはない

アニメーションは素晴らしく音楽もテンポも良かったがゴミ屋敷のようなプロットを救うことはできなかった
最悪とまではいかないが最高とは程遠い
5話以降は「銃を持っているかわいい女の子」に惑わされない限り予測可能なものだし予測不可能な部分についてはうんざりさせられる

全体的に見れば見る価値はあるがあまり期待しない方がいい
可能性があっただけに残念でならない
要するに「銃を持ったかわいい女の子!」ということ(でもマジでプロットがめちゃくちゃ)

14: ウィスコンシン州ウォーソー(アメリカ)
最初に「史上最高のアニメ賞」を受賞するような作品ではない、とだけ言っておきたい
もしまともなアクションと笑いを楽しみたい気分ならぜひ見てほしい
ただワンパンマンの敵のように吹き飛ばされることはない

このアニメの最大の問題は日本が地球上で最も安全な場所であるかのように皆を洗脳し、あらゆる種類の犯罪やテロ攻撃を隠蔽しようとするグループ、DAの存在
彼らは決して好感の持てる「キャラクター」ではないが非難されるような存在でもない
正直言ってちょっと分かりにくい

幸い主人公たちは好感が持てる面々で特に千束はすごい避けっぷりを見せてくれる
現実離れしているという意見もあるがこれはアニメだからね
リアルさを求めるならペンギンのドキュメンタリーを観ればいい

アニメーションはかなり上手くコメディも間違いない
でも敵対するキャラクターが意味もなく意地悪をするところなどうんざりする場面もある
A-1 Pictures、ちゃんとした展開もなくキャラクターを嫌いにさせようとするのはやめてくれ

リコリス・リコイルはシュタインズ・ゲートのような名作ではないが過度な期待をしない限り楽しい作品であることに変わりはない

15: ニュージャージー
ひたすら見事な作画と私の耳にシンフォニーのように響いた音楽
声優の演技も最高だった

キャラクター
ほとんどのキャラクターがとてもよく練られている
主役2人は床を転げまわって笑ってしまったし
ミカは恥ずかしながらちょっとだけ好きなんだ
唯一の欠点は大悪党の真島
動機が冴えないのでどうしても入り込めなかった

ストーリー
素晴らしい場面もあったが私にとって本当の魔法が起こったところはなかった
いや、違うか
感情に魔法をかけたのはキャラクターとその小ネタの数々だ
ヨシさんのエピソードには涙した
Lycoris Recoil - 07 - Large 20
楽しい時間を過ごしたい人にお勧め
かなりしっかりした作品だと思う

16: イギリス
ストーリー
激しいアクションと百合的な日常系の要素を融合させることで驚くほどうまくまとまっている

その成功の鍵は両方のジャンルをストーリーに統合しそれぞれがキャラクター育成とテンポに重要な役割を担っていること

特にたきなと千束の対照的な視点には命を大切にするという中心的なテーマがプロットとキャラクターの両方に織り込まれている

2つのトーンの間の移行が時に粗く日常シーンが足かせになっていると感じたこともあったが日常シーンはキャラクターにとって重要な瞬間を提供し主役2人の関係の成長に貢献しているので外せない
全体的に見ればリコリコはストーリーテリングという点では8/10だ

キャラクター
千束とたきなはのんびり屋と真面目という全く異なる性格を持つ、陰と陽のようなキャラクター
しかしこの2人の関係こそがうまくいっている理由だ

千束はたきなに暗殺者以外の人生の楽しみ方を教えてくれる
二人の化学反応はこのアニメ一番の見どころ

千束のカリスマ性とたきなの戦闘技術が二人を際立たせている
脇役たちは家族の絆を深めてくれるがDAのメンバーは個性に欠ける
敵役は面白く特に千束やアラン研究所とつながりのある真島は興味深い
だが真島ともう一人の悪役はモラルがあいまいだ

総合
ストーリーはシリアスでダークになりかねないが脚本家と監督はシリアスな場面を失わずに笑いに変えてくれた
テロリストや暴力があっても彼女たちの日常を楽しんで見られるのは悪役も含めてキャラクターがとても魅力的だから

千束は最も愛すべき存在
たきなは冷徹な暗殺者から愛すべき少女になるまでの道のりが美しい

エンディングは悲痛なものを想像していたので驚いた
最後はみんな無事でハッピーエンド
見逃せない素晴らしいアニメ!

17: セアラー州(ブラジル)
かわいい女の子、エージェント、銃
これで見ない理由がある?

重く激しい展開になりそうなところを脚本家と監督がうまくユーモアを(シリアスなシーンもありつつ)加えている
テロリストが登場し暴力的な死があってもリコリスたちの日常を見るのは楽しいと思う

登場人物は悪人も含めてみんなとても魅力的
個人的に一番好きなのは最も愛らしい女主人公の一人である千束
たきなが冷酷な暗殺者から思いやりと愛に満ちた人物に変貌していく過程は感動ものだ
たきなの最高傑作は誰もが忘れられない「さかなー(Sakana)」で決まりでしょうね

最後はまさかあのような終わり方をするとは思わなかった
13話では登場人物が死ぬとか千束がサスケのように悪に染まるとか悲しい展開を予想していた
というかそれが見たかったんだよ
でも最後はみんな無事で喫茶リコリコはハワイまで事業を拡大することに
彼女たちやミカが幸せをつかんだことには満足だがエンディングに深みがなかったかな
それでも見ることをお勧めしたい

18: カナダ
「ジョン・ウィック・ミーツ・けいおん」と聞いてリコリス・リコイルを見ることにした
しかし全13話を見終わった後「ジョン・ウィック」ではないと断言できる
たとえクールなキャラクターがクレイジーな方法でチンピラを次々と倒していくだけだとしても
1
萌え系の女の子がかわいく活躍するのが好きな人なら気に入るはずだ
リコリコには心を溶かすような効果的なかわいらしい瞬間がいくつかある
でも私のようにプロットとトーンの一貫性を重視する人なら少し戸惑いを残すかもしれない

このアニメは孤児を暗殺者に育成する影の組織の存在をあまり大した問題でもないように描いている
またリスクの高いシナリオはすぐに解決され最初から何の問題もなかったかのようにされてしまう

アニメーションは滑らかだし音楽もまともだ
だが本当の緊張感や利害関係は期待しない方がいい

結局、リコリス・リコイルが好きならそれが一番だと思う
自分の心に響くものを楽しむことは恥ずかしいことではない
個人的にはジョン・ウィック、いや、それのけいおん版を楽しんだ



リコリス・リコイル 6(完全生産限定版) [Blu-ray]
安済知佳
アニプレックス
2023-02-22

この記事へのコメント

  1. 1 ななしのフロムさん 2023年02月24日 00:05 id:ANneGSx30
    ここは、翻訳コメントが多くていいですね
    不作の今期より、豊作だった前期に復活していてくれたら…
    過去作の翻訳楽しみにしています。
  2. 2 ななしのフロムさん 2023年02月24日 05:53 id:zRCJpiE70
    語り継がれる名作って決まって名言を生み出すけど
    この作品ってそれが無かったんだよね。
    個人的にはクール毎にある良作の一つだった。
  3. 3 ななしのフロムさん 2023年02月24日 07:39 id:1ds0JA050
    ジョン・ウィックは飼い主が亡くなった狂犬の話
    リコリコは組織を追われた狂犬がイッヌと出会う話
    ガン・アクションというくくりは同じだが方向性が違う
  4. 4 ななしのフロムさん 2023年02月24日 10:21 id:eihF2.hy0
    魔法少女物と同じく、可愛い女の子が魔法(の代わりに銃を)使って大人顔負けの活躍をして悪い人たちをバッタバッタと倒していく痛快活劇です。
  5. 5 ななしのフロムさん 2023年02月24日 11:01 id:7IzPtTv50
    海外で大人気だからと言っても、手放しで絶賛というわけではないんだな
    ストーリーが薄めでも、それが必ずしも欠点ではないと思うんだが、
    まぁ見た事ない作品なので何とも言えんなw
  6. 6 ななしのフロムさん 2023年02月24日 11:36 id:GckSsL2P0
    可愛い女の子たちに銃を持たせて戦わせるアニメはもうお腹いっぱい
  7. 7 ななしのフロムさん 2023年02月24日 13:00 id:nefLrB4M0
    合う合わないをはっきり言ってんな
    まあ、どちらの言い分もわかる
    肯定派の主張ももっともだし、否定派の意見もその通り 
    どっちに軸足を置くかで評価も変わる
  8. 8 ななしのフロムさん 2023年02月24日 17:15 id:3pRJiUc70
    逆に言えばアニメにリアリティが無いというお約束でしか突っ込め無かったといえる
  9. 9 ななしのフロムさん 2023年02月24日 19:27 id:Nji.ri9h0
    どうあっても、欧米人(おそらく)はリアリティを求めるんだな。

    架空のものとして受け入れられないのかね。
  10. 10 ななしのフロムさん 2023年02月24日 21:01 id:5zHJHp8f0
    辛口の意見もよくわかる。
    管理人さんこの方針でどんどんお願いします。
  11. 11 ななしのフロムさん 2023年02月25日 00:16 id:tu3J73M70
    >>7
    うん、どっちも間違いないこと言ってないしオレもそういう評価。
    けどね、ストーリーは緩いけど原案者は爆笑問題のラジオで好きになったし、舞台が地元の墨田区なんで個人的な贔屓で弱い所は打ち消された。
    後はキャラデザや作画の良さにしずるガンアクション、癖になる音楽と評価の高いとこだけなんで俺的にはかなりの良作。
    それにオリジナル作品がヒットするのは業界の活性化に良いしね。
  12. 12 ななしのフロムさん 2023年02月25日 15:05 id:xYQraZoD0
    まあ、リアル寄りの話じゃないのは2話か3話で十分わかる事だから
    勝手に攻殻やガンスリみたいなレベルを期待して見続けるもんじゃない


  13. 13 ななしのフロムさん 2023年02月25日 21:49 id:nNDYY4XW0
    年間100本近く見るけど、2022年で一番好きで一番楽しかった作品。
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