via:Reddit
(※Lainの翻訳:玲音、lainを区別せずそのままLainとしています
SEL=Serial Experiments Lain)
スレ主
はじめに
インターネットの潜在力は?
人間はどの程度コントールされている?
仮想世界は現実と変わらないほどリアル?
それとも人工的な世界に過ぎない?
作った人間はそれらを制御できている?
仮想世界にいるとしたら、そこはあなたにとってのリアル?
Serial Experiments Lainはこういった疑問に挑戦している。
明確な答えはないかもしれないが、様々な視点を与えてくれるのは間違いない。
明確な答えはないかもしれないが、様々な視点を与えてくれるのは間違いない。
他に類を見ない没入感
Serial Experiments Lainは世界観をほとんど説明せず、隠喩や表象として見せることが多い。第一話にはあまり台詞がなく、後半もそれほど台詞はない。エピソードはさーっと流れて行き、始まる前に終わったと感じるほど。
小説、ゲームなどどんな創作作品も導入はとてつもない臨場感を発揮する。エルフェンリートの冒頭シーンを思い出してほしい。地下施設をさまよう裸の少女が見えない腕で行く手を遮る人間を殺す。あそこでアニメのトーンが決まり、テーマが確立され、視聴者は夢中になる。冒頭シーンというのはまさに魔法だ。
SELはこの魔法のような最初の没入感を全編を通して維持している。
空の境界の第一章のようでもあるが、こちらは映画ではなく13話のアニメ。
SELはこの魔法のような最初の没入感を全編を通して維持している。
空の境界の第一章のようでもあるが、こちらは映画ではなく13話のアニメ。
リアルとは何か?
これはアニメの中心的なテーマであるだけでなく、視聴者が何度も自問自答するテーマでもある。物語シリーズやパーフェクトブルーは信頼できない語り手の代表的なアニメだが、SELもまた同じく語り手が信頼できない。
Lainの想像するものとは何か、メタファーと実際の出来事は何がどうなっているのか。答えは見えるところに隠されていて、アニメはそれらを探す道具を与えてくれる。Lainを信用してはならない。信用するのは自分だけだ。
ワイヤード世界の旅
SELのプロットは控えめに言っても複雑。言われるほど難しいものではないが、情報が詰まった会話に注意深く耳を傾け、様々に交錯するプロットの細部に注意を向ける必要がある。それが面白いのかつまらないのか、自分自身で判断してほしい。
ワイヤード世界の旅
SELのプロットは控えめに言っても複雑。言われるほど難しいものではないが、情報が詰まった会話に注意深く耳を傾け、様々に交錯するプロットの細部に注意を向ける必要がある。それが面白いのかつまらないのか、自分自身で判断してほしい。
Lain
Lainは我らが愛すべき賢く内向的な主人公自身の物語と言える。真実を追うLain。だが待っていたのは想像以上に自分と関係の深いものだった。それは容赦ないものかもしれないが、真実は真実。受け入れるしかない。Lainは他人の本性を暴き操る一方で、常に自分自身の真実を受け入れるか否かについて苦悩する。その苦悩がLainを魅力ある人物にしている。Lainが成長の為に苦悩する姿は力強く、視聴者はその度に惹きつけられるだろう。
まとめ
Serial Experiments Lainは視聴者をすぐに没入させ、複雑で謎の多いプロットへ案内し、「現実」に疑問を投げかける。
案内の旅から解放された時、もっとこの世界を堪能したいと思うはずだ。
是非見てほしい。後悔はしない。
追記:OPがたまらなくよい。
ななしのフロムさん
1998年当時よりも現代の方が内容と関係性が深くなってる
プロットの変化球は今もなお捕らえるのが難しいが、「オンライン世界が現実世界に取って代わると思わないように」という結末のメッセージは今の時代だからこそ重要
ななしのフロムさん
結末のメッセージをどう受け取るかはその人次第
答えは何でもいい
ななしのフロムさん
電脳コイルも社会がVRとAR技術とどう結びついているのか、といった点で現代と関係性が強くなってる
ななしのフロムさん
Serial Experiments Lainはちょうど見たばかり
何が起こってるのか意味不明で、今考えてもさっぱり
ななしのフロムさん
不変のお気に入りアニメ
ななしのフロムさん
2000年代に見た最初のアニメがこれ
未だに影響を受けてる
ななしのフロムさん
Lainは今までで一番好きなアニメ
Lainは巧妙に作られたキャラで、アニメキャラの中でも最高クラスによく描けてる
音楽とアニメーションも使い方が巧い
Lainみたいな手法で心をつかんだアニメはほとんどない
Lainみたいな手法で心をつかんだアニメはほとんどない
ななしのフロムさん
面白くなかったのは自分だけかな?
ななしのフロムさん
面白さを見つけようとして半分まで見たが無理だった
興味深いアニメとは思うが、正直興味よりも退屈さが上回った。
ななしのフロムさん
コンピューターの見せ方があまり好きじゃない
あまりに神秘主義的で好みに合わなかった
作品としては好きだが
ななしのフロムさん
インターネットが商業化されたのは90年代初期
放送されたのは1998年
当時の人にとってインターネットはまだちょっと「神秘主義」なものだった
ななしのフロムさん
22年前の放送時には半分SFだったことは理解してほしい
Lainが表現したものが現実になりつつある今、「神秘主義」と現実をある程度切り離して見ることができる
あの時より今の方がアニメとして普通に見られると思う
ななしのフロムさん
ほんとに独特なアニメ
15歳当時はまったく楽しめなかったが、もう一回見てみようかな
ななしのフロムさん
lainを好きになりましょう(Let's all love Lain)
ななしのフロムさん
電線…ホワイトノイズ…
ななしのフロムさん
プレゼント・デイ プレゼント・タイム
ななしのフロムさん
Hahahahaha
この記事へのコメント
失敗するとTV版ヘルシングになる
玲音の視点から語られる構造はアニメと同じであるがゲームは家族や周囲の視点を介することで玲音の物語・存在にしたいしてより深くアプローチできる
ネットをワイヤードとか呼んでるけど、今時は有線なんて少数派もいい所
スマホが存在せずパソコンが主流というだけで、もう大昔って感じだからね
昔すぎて主題歌の人なんかとっくに亡くなってるし
主題歌はイギリスのロックバンドで韓国の歌手のBoAとは全くの別人だからなw
人それぞれ解釈は違うけど本質が少しだけ理解できたような気がした。
何年かに1回は見返したくなるしレインへの思い入れが強くなっていく
有線はサイバーパンクの美学みたいなもんなんじゃない?
ビジュアル的にかっこいいしw攻殻も首に挿すのがかっこいいからだろうし…
有線か無線かは関係ないんだよなぁ・・・そもそも作中でも無線(≒テスラの世界システム)で人間の脳がつながってたりするし
制作陣そして玲音にとっての「一連の実験」だった。
結果、制作陣にとっては成功であり、玲音にとっては失敗だった。
つまり、ゲーム内の玲音が考え実行したことは、アニメの玲音に否定・修正され、
その上アニメの玲音は、現実と隔絶された世界に身を置くことになってしまうという、
結局、玲音は救われなかったということ。