2020年12月25日 06:00

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ゆるキャン△(第1期)
(Laid-Back Camp)



via:MAL / imdb


ななしのフロムさん 2020年5月2日
魂の味噌汁(Miso soup)
こんなジャンルのアニメは初めてなので、よくあることなのか、自分だけが感じたのかはわからないが、これは荒んだ孤独な時間を癒す穏やかで感情的な治療薬だ。
あぁ、心地いいなぁ。


ななしのフロムさん 2020年6月27日
日常系に満点評価はアホかもしれないが、ゆるキャンにはふさわしい。
個人的に一番好きなアニメ。

全12話なでしことリンだけでもよかったが、他のキャラも別にお邪魔だとは思わなかった。再視聴するアニメは少ないが、ゆるキャンは息抜きに第一話を見てしまうほど。

ゆるキャンを好きになるかどうかは第一話を見るだけでいい。
第一話でだめなら他のアニメを見るべき。

リンと同じような旅、行動をしているので、ゆるキャンは心の中の特別なところにいつもある。


男性 ヨーロッパ 2020年7月25日
キャンプしたいけど面倒だなと思ったことは? 
するにしても高価な道具が必要では、と躊躇したことは? 
他には焚火やテントの設営が面倒だと思ったことがあるかもしれない。

でも、キャンプの経験がないからといってゆるキャンを見ないのはもったいない。見終わった後にキャンプに興味がわくかもしれないから。

単純なストーリーだが、キャンプしている姿を見るのはとても楽しい。みんなが楽しそうにやってるのを見ると、次回も気になってしょうがなかった。唯一の欠点は1クールで短かったこと。コメディは面白いしリラックス効果抜群なので、絶対に再視聴したいアニメになった。

キャンプに慣れてる人はもちろん、キャンプ初心者にもおすすめできるアニメ。
一緒になでしこ達と旅を楽しむことができる。


ななしのフロムさん 2018年3月22日
キャンプ 101
主演:かわいい女の子達!

南極への航海をするかわいい女の子(宇宙よりも遠い場所
終末世界を旅するかわいい女の子(少女終末旅行
歌って踊って楽器を弾くかわいい女の子(けいおん!ラブライブ!響け! ユーフォニアムなど)
特に何もしないかわいい女の子(らき☆すたゆゆ式

そして今、かわいい女の子たちがキャンプに行くようになった。

文字通り、タイトルにある通りのことをする。キャンプを題材にしたほのぼの日常系アニメで、キャンプアニメにありがちな要素を全て盛り込んでいる。

旅先のキャンプ場、使用する道具(購入方法から設置方法まで)、料理(見た目が素晴らしくもはや飯テロ)、キャンプを通して友情の絆を結ぶことまで詳細に描かれる。

キャンプについて十分勉強になったので、どこか行きたい場所があれば準備方法とすべきリストを思い出すことができる。


男性 2018年3月25日
YouTubeでローファイ・ヒップホップのプレイリストを聴いて午後を過ごしたことはあるだろうか。

勉強したり、本を読んだり、宇宙空間に浮かんだりしているアニメのキャラクターのgifの上に、リラックスしたインストゥルメンタルの長いプレイリストが流れているあれのことだ。もしそうであれば、ゆるキャンはそのアニメ版として同じ体験ができるだろう。

小鳥のさえずりや川のせせらぎが岩場の海岸線を包み込む。何の脅威もなく、何のドラマもない。キャンプ場で友達のために料理を作り、思い出や日常を語り合う女子高生たち。

タイトルの「Laid-back」とは、日本語の「ゆるさ」を訳したもので内容もその通りになっている。


男性 2018年3月22日
映画、ゲーム、アニメ、なんであれ誰もが人生の辛さから逃れる為の場所を探している。人が、ストレスを抱えるよりリラックスを求めるのは当然のこと。ゆるキャンはストレスの避難場所として最適なアニメだ。

ゆるキャンは人生で体験したことのないリラックスをもたらすかもしれない。各エピソードはそれ自体新しい冒険のようで、キャラクター達はとても愛らしく、これらが融合することで驚くべきキャンプ体験をもたらす。視聴中、どれほど自分が幸福状態になっていることだろう。

ゆるキャンの風景美を見ると、いますぐに立ち上がって旅行に出かけ素晴らしい自然を見たくなる、いや、実際に見ているような凄まじい映像体験を可能とする。語り切れない魅力がゆるキャンにはある。


男性 アメリカ(オレゴン州) 2018年4月12日
学校を舞台とするアニメが一般的な中、ゆるキャンは視聴者をアウトドアに向かわせるという新しく貴重な設定を持ってきた。

多くの人にとってゆるキャンの魅力というのは、現実の生活でアニメ経験ができるということだと思う。初めてのアウトドア挑戦になる人もいるだろうし、自分みたいな人でもゆるキャンを見ることでアウトドアを身近に感じることができる。

自分の場合、オレゴン州で長い間キャンプ、ハイキング、バックパッカー、ハンティングをした経験があるので、子供の頃の思い出や友情の楽しさがまざまざとよみがえった。

ゆるキャンの舞台は現実生活の楽しさと結びついてるから、人によってまったく異なる楽しみ方ができるだろう。


男性 オーストラリア(パース) 2018年3月22日
そして松ぼっくりは言われた「Konnichiwa!

ゆるキャン△へようこそ。これはアウトドア好きの女の子たちが繰り広げる、かわいいキャンプの日常を扱ったアニメ。

冬の格好はモコモコしていてかわいかった。アウトドアライフを満喫する姿は周りの空気を清々しいものにしてくれる。臨場感のある環境音が体を解き放ち、自然がもたらすものとつながって感受性を高めさせる。

柔らかな音楽が各シーンを奏で、穏やかでメロウな雰囲気を作り上げ、日々の喧騒から離れた静かな大地の世界を豊かにする。

OP曲はキャラクターの躍動感ある個性にマッチしたアップビートな音色で、ED曲はエピソードの楽しい一日を穏やかに締めくくる。

日々の忙しさから抜け出して自然の空気を吸いに行こう。ゆるキャン△は生活で起こる煩わしさやストレスを緩和し、エピソード毎に笑顔をもたらしてくれる。
さぁ、マシュマロを持ってキャンプに行こう!


男性 インド(ニューデリー) 2018年3月22日
日頃のストレスを忘れさせてくれるキュートなアニメ。
なでしこの声優さんは演技が物凄く上手。まさに声のおかげでキャラクターが好きになった。キャンプアニメだが、みんなと一緒にする旅はプライスレスなものになるだろう。

忙しい毎日を忘れ、自然の恵みを満喫しているような気分にさせてくれる。リラックスして楽しむアニメだ。星空の下で過ごすこともできる。BGMもとても癒される。キャンプの知識だって少しはつくだろう。

初めてのアニメレビューなのでおかしな点があってもご容赦ください。


男性 2018年3月22日
間違いない
今期覇権のアニメコンテンツ(他は宇宙よりも遠い場所)だ。

キャンプというシンプルだが魅力的なテーマ。キャンプのコツも学べる。見やすいキャラデザと個性、そして息を飲むような背景で、これから先もずっとスリーパー・ヒット(※予想外のスマッシュヒット作品)になるだろう!
その感じは宇宙よりも遠い場所に似ている。

最初から最後まで癒し系(Iyashikei)を楽しめた。
控えめに言って、ゆるキャン△のない人生は物足りない :(


男性 2018年11月30日
ゆるキャンは本当に良いアニメで良いアニメって何かと言うと良いアニメなんだ。

キャラクターはあまり記憶には残らなかったがかわいいのは確かで、日常の不安を笑いにするのが彼女達の仕事であるなら、それは上手くいっている。

一番好きな名言はこちら

「一人キャンプの方が好きかもだけど。みんなでやるキャンプは違うジャンルの楽しさがあると思うよ?」


男性 2018年1月26日(4話時点のレビュー)
座ってリラックスして、それからゆるキャンが放つ偉大な光をぼーっと眺めてほしい。

正直、これほど楽しめるアニメとは思わなかった。
素晴らしいサントラ、キャラデザ、背景美術が見られ、第一話で瞬く間に魅了された。

主役のリンはソロキャンを楽しむ女の子。
だが素敵なキャラクターとの出会いが増え、心を開いていくようになる。キャラクターの交流は人間味があってかわいさ満点で相性もよい。こういう点は称賛したい。

背景美術や色彩も魅力的でアニメを引き立てている。これはまた素晴らしいサントラのおかげでもある。各キャンプ場でのサントラが用意され、キャンプの雰囲気を盛り上げてくれる。OPはもう神でそれ以外に称える言葉はない。こんなにキャッチーな曲は今シーズンのアニメで他にない。

ゆるキャンにでてくるキャンプ場は実際の場所が元になっている。写真を見たこともあるがアニメのイメージ通りだった。こんなに美しい場所がキャンプ場になっているのは驚きだ。

1秒1秒が楽しめる。ずっと見ても飽きない。
ゆるキャンの制作目標が視聴者に笑顔とキャンプの楽しさを与えることだとしたら、間違いなく成功している。どう言ったらいいのか、面白さ、キャラ、サントラ、背景、全部が完璧に合わさっているんだ。

それではラーメンが食べたいのでこれで失礼する。


女性 アメリカ(オハイオ州) 2018年3月24日
日常系は好きなジャンルの一つ。
日常系はいろいろあって、恋愛、ドラマ、学校、一般的な日常生活などがある。

ゆるキャンは典型的な日常系アニメ。どんなアニメ?
キャンパーの女の子達がキャンプに行く話。
中にはソロでキャンプをする子もいる。
まとめればそんな感じだ。

目を惹くようなアイデアはないが、キャンプをする話としてちゃんとできている。リンをトップに全員好きになったし、どんどん仲良くなっていく様子や友情が深まっていくところはこのアニメ見て良かったと思った。

私は内向的な性格なので、アニメでも内向的なキャラの扱いはいつも気になるが、リンはそういう系統のキャラの中でも一番好きになった。馬鹿にされたり嫌われたりすることもなく、ソロでいたいリンのことを変人扱いする人もいない。

とはいえ、リンは社交性がまったくないわけではないし、人見知りするわけでもない。ただ他人より静かにしてるだけ。それは私も同じだ。

だからこそリンに惹かれた。しかも主人公だ。内向的でソロが好きだが、たまには誰かと一緒にいても平気な性格をしていてそういうところが好きだ。

なでしこは食べることが大好きなハイパー女子。多動性のあるキャラが好みにヒットするかはわからなかったが、なでしこのキャラは凄く楽しめた。この子は高校の友達に似ていて、のんきで気楽でかつ行動力もある。それが嬉しい点だった。

リンとなでしこの友情が回を重ねるごとに高まっていくのも見ていて楽しい。リンはなでしこと一緒にキャンプするのは別に嫌ではないが、最初はなでしこのことをどう見たらいいのかわからず、変な目で見ていた気がする。

それがどんどん仲良くなって、なでしこが何かするとリンが笑顔になり、なでしこもリンに会えると嬉しがったり、そういう仲良さを見てこちらも嬉しくなる。

あおいは基本大人しくあまりしゃべる方ではないが、たまにふざけるのが好きな女の子。それと千明。

他にもキャラはいるがこの4人がメインだ。リンを巻き込んで、あおいと千明の出番がもっとあればいいのにと思った。二人のやり取りは面白い。

私はアウトドアも寒いのも苦手だが、ゆるキャンを見るとキャンプに行きたくなってくる。

なでしこ達のやりとりを見てるとほのぼのとしてきて、視聴時間の大半を笑顔満点で過ごしていた。20分以上のアニメなのに5~10分くらいに感じるくらい夢中だった。

日常系が好きな人は絶対楽しめるアニメ。もし日常系を見たことがないなら、最初のアニメとしてゆるキャンはどうだろう。でも最後にどうするかはあなた次第。


男性 2020年8月16日
アニメレビューは久しぶりなので稚拙な点はご容赦を。
日常系は好きで、ゆるゆり、のんのんびより、響け! ユーフォニアムなど2002年のあずまんが大王以来ずっと見ている。

『ゆるキャン△』は『のんのんびより』と並んで、今まで見てきたアニメの中で最も癒しに特化したアニメだと思う。
ゆるキャンは人生の悩みを一瞬忘れさせてくれるにはもってこいである。

他の日常系と違うのはキャラのかわいさ。彼女達が嫌いな人なんているのだろうか。プロットはないが、見るべきはキャラの成長。女子高生同士のお茶目なキャンプの楽しみ方が中心で、ナレーターの大塚明夫がキャンプのコツを教えてくれたりもする。

みんな個性的で好感が持てる。

リンは一人が好きだが友達を作ることに抵抗は感じない。
自信家で親近感の持てる女の子。

なでしこは食べることが大好きな元気娘。
表情がこれまでのキャラの中で一番かわいい。タレ目と元気な性格が好き。

あおいは八重歯がキュートないい子。

千明は元気がよくおてんばなメガネっ娘。

でも実は、一番好きなキャラはリンの親友の恵那。
恵那の声は大好きな声優の高橋李依が担当している。
彼女の声には癒しの波動がある。

演技もレベルが高く、東山奈央はリンをクールな感じにしており他のキャラより特徴づけが際立っていたように思う。

私のような日常系好きにはたまらないアニメ。
2021年のシーズン2が楽しみで、可能なら英語吹き替えも配信してほしい。

日常系ファンの人には是非おすすめしたい。
後悔するどころか、見た後キャンプに行きたくなるかもしれないよ。


男性 2018年3月22日
際限なく増え続ける「CGDCT」の別アニメ。
ある層の人達は間違いなく惹かれるだろう。

(※かわいい少女たちがかわいいことをする、癒やし[ほのぼの]系の◆アニメ・漫画などの作風を表す。激しい戦闘シーンなどはなく、ほのぼのとした世界を描くもの。英辞郎

ゆるキャン△とは?(そう、△が必要である)
英語名は「Laid Back」Campで文字通りそれ以上の意味はない。
野外活動サークルを結成した女子高生達が休みの日にキャンプをするお話。
そこにはリラックスした雰囲気、親しみやすいユーモア、平和な時間がある。

日常系ということでストーリーに気負いはない。少なくとも24分間(一気見するなら288分だが12話なので問題ない)、ぐだ~と座りながらお菓子を食べても大丈夫な日には最適なアニメだ。

アニメが悪いということではない。実際自分はそう思わないが、深いストーリーを探しているなら別のアニメを見るべき、ということだ。

ゆるキャン△は穏やかさ、幸せな友情関係、趣味の探求、充実感を得たい人向けのアニメである。そして何よりも大事なのは笑顔。自然体の映像と心地よい音楽、かわいいキャラクターが組み合わさってほっこりすること請け合い。

キャラクターはキャンプ好きで女の子らしいかわいい魅力がある。繰り返すが、基本的には設定としてそれ以上に深堀りするものではない。というより、シリアスに深く描く必要がない。キャラクターは完成されているので、彼女達の日々を見ていればそれでいい。点数をつけるようなアニメではない。物語を語ろうにも、キャンプをしている、それしか言いようがない。

アニメーションは文句なく素晴らしい。色がはっきりしているし、背景の動きもとても良いので、パッと見た印象でゆるキャン△を見ても後悔はしないだろう。この映像美はなかなか見られるものではない。

このレビューを書いてる時に原作が漫画であることを知った。日本人の知り合いによれば、ゆるキャン△のアニメや漫画は日本でとても人気があるとのこと。

実際にキャンプをする前に子供達に読ませてみてはどうだろう。
お昼寝の前とか夕食後の読み物として最適かもしれない。
シンプルで不快感を与えず、時に愛らしい。
そんな作品。


男性 フランス(リヨン) 2018年3月22日
非日常的な場所や変わった場所を探求することで、日常で接する自然も特別なものだと実感する。これがリラックスにつながる。そういうことをゆるキャンは教えてくれる。いつもアニメに爆発や魔法が求められているわけではない。

女の子達は実際にキャンプの準備を始めることになる。山で一泊するのに必要な装備、食料などだ。冬の時期なので暖を取る為の手段も用意する。予算はあまりなく、980円のテントだからこれはちょっときつい。

こういうキャンプの準備が見ていて楽しい。実際に売られている商品や、キャンプ場での美味しい食事の描写が丁寧で、キャンプへの情熱がムンムンと伝わってくる。

しまりん(Shimarin)は県内の雄大な景色やのどかな場所を求めて一人旅(数百キロ以上)をする。
みんなラインを多用して、訪れた場所の写真や友達によくあるどうでもいいようなメッセージを交換する。これを通してキャラクターの関係性が進展し(特になでしことリン)、最終的にはみんなでキャンプをする仲になる。

大人しく冷静で機転が利くしまりん。
子供っぽいが社交的でいつも友達と出かけようとする元気ななでしこ。
二人は対照的だ。

しまりんは高校でもキャンプでも一人でいることに慣れている。そんなしまりんもなでしことの偶然の出会いによって状況が変わる。これまでとは違って同年代の友達と友情、情熱を分かち合うことができるようになる。

しまりんは普段他に興味がないように見えるが(犬が相手だと別)、心の中では新しい友達と楽しく過ごしたいという気持ちがある。例えば、しまりんがキャンプに誘われた時、最初は断ったがその言葉には後悔の響きが感じられた。

アニメの風景は美しく壁紙として使いたいほど。様々な自然が出てくるが、どれも印象的でリアルな映像に魅了された。C-stationは馴染みがなかったが、この作画によって名前も作品も忘れられないものになるだろう。しまりんが原付で移動している時のCGIの使い方にも注目してほしい。

音楽も見どころの一つ。ケルト民族を彷彿とさせ、立山秋航はこのゆるい雰囲気を見事に表現している。早くFLAC形式で聴いてみたい。

ゆるきゃんは期待を遥かに超えてきた。冬の山梨の、のんびりした空気の中で、自然と笑顔になれる癒し系(iyashikei)アニメ。
かわいいキャラクター達の友情は感動もの。ゆるきゃん△アニメは大成功だ。

男性 2018年3月22日
日が沈んでいく。
黄緑の草むらを駆けた冷たい風が平原を抜けたのはほんの数分前のこと。
小さなキャンプ用テントの前で、リンは折り畳み式の椅子に腰掛けて本を読んでいる。しばらくしてから、リンは温かいココアを置き、本を閉じてストレッチを始める。

周りを見渡す。
広大で何もない草原、小さな森。
向こうにはかわいらしいピンク色に染まった富士山がはっきりと見える。
リンはまたしても週末に冬のソロキャンプに出かけている。寒い季節には、静かな場所で一人の時間を過ごすのが好きである。

美しく描かれた色鮮やかな風景の中、小道を辿る。
日常的な自然の美しさが映像となって目を楽しませる。
キャンプ場や初冬の森を探検したり、おかしな彫像の写真を撮ったりする。そして一人椅子に座ってリラックスする。

リンは自然を満喫しながら自分の時間を過ごしたいだけだ。
キャンプ以外にこれといった趣味は持っていない。
友達付き合いも大事にはしているが、基本的にはソロキャン──言うなればちょっとした一息を何よりも大事にしたい人である。

リンが野クルの誘いを断っても不思議ではない。だが、それは問題にはならない。なでしこ達はちゃんとリンのことを理解している。真の理解ではないかもしれないが、ソロキャンしたいリンの気持ちを尊重していて無理に誘うことはない。

リンと友達は別々にキャンプをして(ほとんどそう)離れることもあるが、互いに無関心にはならない。定期的にメッセージや写真を送ったり、電話することもある。これらの小さなコミュニケーションは友情をリアルに感じさせるだけではなく、断片をまとめて連続性を構築することにも役立っている。リンのキャンプの雰囲気となでしこ達のバカ騒ぎキャンプの雰囲気は別物なのだが、二つの出来事はリアルタイムに進行している大きなストーリーの一部として感じられる。

つまり一体感を生み出している。

音楽もそれに一役買っている。ゆるキャンのサントラは曲数が少なく、普通はマイナス要素になりがちだが、このアニメが目指している演出としてうまく機能している。

リードギターの短い繰り返しのトリルはリラックスしたキャンプの雰囲気を作るのに十分であるし、ギターの独演からフルートへの変化は神秘的で探究心を掻き立ててくれる。

ゆるキャンのようなシンプルでリラックスしたアニメとこのサントラの調和は切っても切り離せない関係にある。

リンの静穏なる自然への感謝の気持ち、野クルのわいわいとした楽しい友情、正直でほのぼのした人間関係など、この癒し系のアニメには心惹かれる要素がたくさんある。

ゆるキャンを見て自分もキャンプしたいと思った人へ。
以下のことは心がけてください。

・キャンプ場及び施設のルールを常に心がける
・火の後始末とゴミ拾いは忘れない
・冬の寒さを侮ってはならない。準備を入念にする。
・楽しむこと :)


ななしのフロムさん 2018年3月22日
「ワンフォーオール!オールインワンだよ!」──各務原なでしこ

キャンプアニメが楽しく、さわやかで、これほどのエンタメ作品になるなんて誰が思っただろう。どんな気持ちだろうと毎回見終わった後には大きな笑顔が残る。

ゆるキャンは単なる萌えアニメではない。普通の状況をいかに楽しむか、いつも前向きで楽しい気分をどうやって続けるのか、ということを見せてくれる。キャラを通してそういった感覚を体験できるのがこのアニメ。女の子達は笑いと喜びの宝石を視聴者に与える。その様子はいつまでも記憶に残ることだろう

ストーリーはわかりやすく、見ているだけで楽しめる。なになに? キャンプするのにストーリーなんかあるのかって? 大丈夫、ゆるキャンは見事にキャンプをストーリーにしている。キャラクター達が作るナレーションは普通の事をユーモアに変化させ、決して退屈させることはない。

そこにわざとらしさはない。本当に楽しんでる様子が伝わるので、見終わった後は友達と一緒にキャンプをしたい気持ちが溢れているはずだ。それほどまでに彼女達は面白さの吸引力を持っている。

シンプルなストーリーから届くメッセージは「人生の瞬間を楽しめ」ということ。

冒頭からペース配分は完璧だ。キャラの絡みが巧い。たとえ数秒のシーンであってもひとりひとりの言動が設定を補完し合い、無駄がない。各キャラの独特の個性がストーリーを弾ませ、友情を強く輝かせる。

もう一つ注目したいのは信頼関係。
信頼していない人とキャンプをしたいと思うだろうか。

ゆるキャンはその側面からプロットを豊かにし、各エピソードを通じて信頼を織り上げていく。
例えばリンはソロキャンが好きだが、後になでしこと一緒だと楽しいと思うようになり、友達の関係に発展する。

ゆるキャンの小さな世界にはコミカルな出来事や笑えるジョークが、絶妙なタイミングで巧妙に表現されている。一見するとなでしこは子供っぽいが、元気いっぱいな性格が物事をユーモラスに変えるのである。なでしこが何かやってるだけで、小さなことがびっくり箱になり他のキャラクター達は幸せな気分になる。著者がストーリーやペース配分を細かく考えているからこそできることだろう。

ゆるキャンはどんな些細な行動でも幸せにつながる、ということを教えてくれる。
なでしこ達が風景を見てどんなに感動しているか。
それはアニメを見ていればよくわかる。
気楽にやることが楽しい時間を過ごす秘訣だと。

ゆるキャンは友情、信頼、情熱、喜びといった基本的なアイデアをカバーしており、独特な表現でエンタメにしている。ゆるキャンの美学はそのシンプルさにある。

OPとEDは最高。歌詞とリズムが抜群に合っていて、とてもキャッチー。
一日中OPを鼻歌で歌っていたことがある。
頭の中がゆるキャンに侵食されたかもしれない =(




ふじさんとカレーめん
高橋李依
2018-01-09

この記事へのコメント

  1. 1 ななしのフロムさん 2020年12月25日 11:26 id:8UrPfvLQ0
    >「ワンフォーオール!オールインワンだよ!
    オールインワンじゃなくて「ホールインワン」やでぇ
  2. 2 ななしのフロムさん 2020年12月25日 17:52 id:CPblJbtU0
    相変わらずのボリュームと丁寧さ...最高っす
  3. 3 ななしのフロムさん 2020年12月26日 07:15 id:iBhebcyd0
    二期にそなえて正月休みに一気見するか
  4. 4 ななしのフロムさん 2020年12月27日 11:36 id:scGyvAIb0
    乾燥すぱげち折ってもええやん。
  5. 5 ななしのフロムさん 2020年12月28日 11:26 id:.3JDHr7z0
    すぱげっち折れへんと真ん中焦げてしまうでー
  6. 6 ななしのフロムさん 2020年12月28日 11:27 id:.3JDHr7z0
    これはほんまやでー
  7. 7 ななしのフロムさん 2021年01月17日 15:43 id:bSViHlBp0
    いつも凍死寸前のゴールデンカムイみたいなハードキャンプはしたくないな。
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