お母さんが教えてくれたの。スキを忘れなければ
いつだってひとりじゃない。
・澪愛の影響は、このアニメのそこかしこに漂っている。澪愛はおそらく、単純かつ確固とした愛の信念を持っていただろう。だが、結局は社会システムに自分を適合させた。本音と実際の違いによって、彼女の言葉は、澪愛を愛し信じる者たちにとって複雑なものになってしまっている。
・ユリーカと同じように。
とぼけないでよ!
ママが言ってたわ。クマはわたしたちの敵だって!
・この女の子たちは、ママやパパがそう言ったから、という一種の社会構造に縛り付けられ、制限された行動を取っている。しかもそれを強制させれるばかりか、自ら強く主張するようになっている。
・幾原はこういう絵を好む。
赤地に黒という配色で、極めて苛烈な暴力をフレーム化している。
Parameterized
Portal2Reference
・私達は、自らの本性を自己嫌悪することがある。
「普通」という概念に対して、私達は私達の外面(顔の作りや色など)に裏切られることがあるからだ。
・信頼/信念という女性性のシンボルは流星となって散らばった。希望を表す星のように。だが、流星雨はこのアニメの始まりでもあり、クマを「目覚め/奮起」させてもいる。そして今や、クマリア様の位置に立つのは男性の裁判官たちである。
Proindrakenzol
ディズニーのようなハッピーエンディングじゃないのか? って思ってしまった。
・ディズニーはそうだが、原作は悲劇だ。
ちなみに作者のアンデルセンは引きこもりの同性愛者だ。
・このアニメの挿入歌はとてもいい。
ルールに従って人生を生きる銀子に合わせたメランコリーのバラード。
・真実の愛を殺すこと。
・そこは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
EVANGELION:2.22』に関係しているんじゃないかな。
・紅羽の背後のスカイラインは広大で不気味な暗闇に飲み込まれている。
一方で、手前の鳥装飾の手すりはかわいらしい。
・あるのは神ではなく、「透明な空気」。
・この構図のアングルは非常に良い。階段を境に銀子と蜜子は反対側にいるが、更に銀子は手すりに囲まれていることで、暗い影に囚われ、その身体は檻に閉じ込められている。
・物語の初めから繰り返された場面。
以前は、鳥の向きと反対に下りていたが、今度は上っている。
・物語(絵本)上の愛 vs 欲求としての愛。どちらも本当の愛ではない。
・これが本当の愛。自らの意思の元に、心から発した感情。
・断絶の壁は絵本の色に染められたのだろう。
Eyrich
内に潜む蜜子/欲求を後ろに残したことについて何か教えてください。
ss_lmtd
二つに分かたれた階段にある銀子と蜜子。そして「後に残す」こと。
おそらくだが、やはり蜜子は死んでいるんだ。そもそも生き返ってなどいない。蜜子は単純に「欲求の幻影」としての役にある。言い換えれば、その欲求が銀子に宿っていた。ああして姿を(我々に)見せることで、銀子の心の葛藤がわかりやすくなる。だが、幻影とは言っても、蜜子は銀子の基本的な欲求としてある。紅羽を独り占めにしたい、紅羽を「食べたい」、そういった(セクシュアルな)欲求として。
階段が二つに(平行に)分かれ、蜜子を置いて前に進む銀子は、上記の欲求を切り捨てたことを意味する。欲求よりも、紅羽への愛を優先した。
自分はずっとその役目をするのはるるだと思っていた。彼女が割り込んで、問題を解決するのだと。だから、銀子が一人で克服したことに驚いた。
・るるに使ったのと同じ嘘。しかし、今度は両者が「鏡を壊そう」としている。
ss_lmtd
EDの後もそのまま観よう。キツイことだが、観るんだ。
11話は受け入れたくはない。こうなるだろうと予想はしていたが、それでも…・。
Well…心を落ち着けて振り返ろう。
いじめは紅羽にとって、とても厳しいものだった。魔女狩りとまでは言わないが、透明な嵐の性質を考えれば同じように残酷なことに変わりはない。
今や我々はなぜ銀子が事件の前から罪グマなのか理解したね。クマ世界から追放されるというのに、スキを諦めないと宣言したからだ。銀子を責めることはできない。どんなクマだって紅羽に恋するだろう。なんたって、彼女はデリシャスメルだから。がうがう。
銀子が自分の力で内に潜む蜜子を追い出したことは、嬉しい驚きだった。
紅羽への愛が欲求に打ち勝ち、階段が分かれることでその決意を示した…完璧だ。
しかし、更に(悲劇的に)完璧なのはるるだ。最後の最後まで、この上ない親友だった。るるは紅羽が嘘をついていたこと、自分が撃たれるだろうということをちゃんとわかっていた。それでも、彼女が何よりも優先したのは、銀子に「約束のキス」を手に入れて欲しいという願いだった。ばらばらになった絵本をかき集めて…、11話の最も重要な部分だ…、るるは本当にkashikoiね。いままでも、そしてこれからも、君は賢い。
最後のあの笑顔は…、あれは辛い。
観ていて本当に心が痛んだ。音楽が急に止まって……。
その時の自分はこんな感じだ。男泣きじゃない。赤ん坊のようにわんわん泣いたんだ。
るるのスマイル画像を貼ろうと思ったが、そんなことはできそうにもない。
そして、サブタイの"what we hope for"…「私たちの望むこと」では無い。
あぁ、誰か抱きしめてくれ。
Atario
ss_lmtd
NO! 止めてくれ。
仕事の合間に思い出し泣きさせないでくれ。最初だって耐えられなくて、トイレに逃げ隠れたというのに。いま、また…。
wyggles
音楽の停止/だらんと手が下る。完全に不意をつかれた。
proindrakenzol
途中から段階的に暗い調子に変わったところは、苦痛を伴うメロディーだった。胃が痛んだよ。
TekaLynn212
音楽が止まった時、叫んだ:世界中の心が砕け散った!
Foxino
心の準備が出来ていなかった。返してくれ! るるを、返してくれ! そのために、俺の脚、腕、心を持っていけ! 返して欲しいのは、たったひとつ、るるだけだ。
・るるが無事だとしばらくの間思わせておいた後、英雄的な死に様を遂げさせるために戻した。ユリ熊嵐のベストキャラを殺してしまったんだ。なんてこった、幾原。
johanegp
>いままでも、そしてこれからも、君は賢い。
desho?
Nippoten
水を差して悪いけど、音楽が途切れたところで笑ってしまったのは自分だけかい?
・同じく。ちょっとミスマッチしていて滑稽に思ってしまった。大好きなシーンなのは確かなんだが
・最後まで笑顔のまま…。君は真の英雄だ。
CarVac
るる…:C
悠木碧の並外れた演技力が見られた。あの誘惑の演技は凄い。
whiteravenxi
RIP るる。2015年のベストガールだ。がうがう…。
RawrgnaZaBloodedge
るるはベスト友達クマだ。
最初はわけがわからなかったアニメだったが、観続けて本当に良かった。
がうがう。
deagleeee
これまでのエピソードのなかで一番。アニメーションはすべてにおいて上を目指している。美しい音楽。キャラクターの行動と動機はよく考えられている。なにからなにまで、全部よかった。次回が待てない。
Gibber_Rish
ちょっと疑問なんだけど、未だに透明な嵐を通してクマ狩りをしているのはなぜ?
ユリーカ亡き今、クマを絶滅させる必要があるのか?
funtimesayshi
回想で銀子を背負う紅羽は、体力が尽きて地面に倒れてしまう。紅羽にはなにかしらの症状があるのかと思ったが、こどもが疲れ果てたという見方でいいよね。
法廷の場面。紅羽がなぜ銀子を思い出せないのか、やっとわかった。その後二人は学校で出会うことになる。銀子はクマ世界の掟に反したので、追放者となった。
引き裂かれる絵本を見るのは辛かった。
紅羽はそこまでの罰を受けることはしていないのに。
銀子が鏡を壊す部分が好きだ。鮮烈だった。
自分がみじめな境遇にありながらも、紅羽を助けようとする。絵本にリンクしているね。
さぁ、法廷の紅羽はどんな判断を下すのか。
Bobduh
クマたちが戻って来た!
るるが姿を見せない一方で、銀子は紅羽を我が物にするために姿を現した。当分はそうして進むと思っていたが、直ぐに舞台に戻った。
そして、紅羽がついに法廷に立った。今私達は、彼女たちがどんな気持ちでいようと、社会ルールに合さなければならないことを知っている。
紅羽は銀子の助けになるために、何かを引き換えにするのだろうか? 過去の銀子/るると同じ選択をするのか? 愛は、それと価値を等しくするものを交換せずには手に入れられないものなのだろうか?
それはクマだけが知っている。
MadMike91X
最初から最後まで悲しかった。はちみつ瓶が壊れたところで、あぁ撃たれたんだな…と思った。でも、最終話の最後まで、るるが死んだなんて断言はできない。どんな風に終わるのかわからないが、輪るピングドラムのようなエンドになるんじゃないかと半分期待している。
hilkito
ライフセクシーが、人間世界に戻る日を待てと銀子に言ったことは、もしかして、何らかの方法で銀子自身が断絶の壁として使われたことを意味するのだろうか。
鏡を壊す銀子。次は鏡の向こう側に立っているはずの紅羽の番だろう。鏡を壊し、クマへの憎しみを断ち切るんだ。
http://www.reddit.com/r/anime/comments/301ese/spoilers_yuri_kuma_arashi_episode_11_discussion/
http://myanimelist.net/forum/?topicid=1365240&show=0
[管理人]
みんな、なんというガラスのハート…。
最終回はこの倍くらいのコメントを目指します。
キリンくらい首を長く進化させてお待ちくださいませ。
この記事へのコメント
当初は話全体のテーマがジェンダー論に見えたけど、今は、そうでもない感じがしていますね。
好きな事を貫くには、あきらめず、批判にさらされたり、集団を追われる覚悟すら必要といった道を説いている作品な気がします。かもめのジョナサンと似ていますね。
あれはいい作品だったが、商業的に続編は無理だろうなぁ
考察班すごい。何度も何度も見直したんだろうなあ。
ルルの死も悲しいわけだが、不思議とそれ以上に絵本を破られるシーンが心に重く来るな
そういえば手すりの鳥はかもめっぽい意匠だな・・・
ユリカモメ=ユリ+カモメ⇒生徒集合にエッシャー風のパターンとしてオーバーラップ
透明な嵐の生徒=カモメ=ユリカモメーユリ
なんだろうかね。
結局、ユリは逆境に遭っても愛や情熱を追い続ける事のシンボル、カモメはその反対てことかな。
あなたを殺すことではなく
私たちの望むものは
あなたと生きることなのだ
久しぶりに岡林信康を聴いたよ。
翻訳の作業、大変でしょうが気長に待ってます
しかし良アニメだったなぁ
[管理人]
すまぬ、すまぬ( ; ; )
…………(翻訳中)………
UPしました٩( 'ω' )و
すごく心に響くアニメだった。ちゃんと海外にも通用するんだね~。