・なんて情感たっぷりのエピソードなんだ!
銀子がどうやってペンダントを入手したのか、
先生の人格、透明な嵐のモチーフ…、
いろんなものがつながってきた。
・ルビーの靴を三回打ち鳴らすところは、
おそらくオズの魔法使いに関係している。
「我が家に勝るところなし」
・そのアナロジーはユリ熊ではどう表現されてるの?
・オズの魔法使いに関係しているならこう言える。
ユリーカが(歪む前の)イデオロギーに立ち返るということだ。
純粋であるものは、汚れないように箱のなかにしまっておく。
→大事なものは最初から手にしている。
ただ、あの踵を鳴らす行為が日本文化特有のなにかであるならまったくわからん。
・ユリーカをドロシータイプのキャラと見立てるのはおもしろい。
単純な悪人ではないということだ。
・オズに言及してるなら、夢から醒めることと同義だな。
・あれ見てナチスの慣習を思い出した。
ユリ熊の世界に「男」っているのか?
・女性だと思う。
ユリーカが「彼」といってるのは、
ユリの愛における「男性的な役割」を指しているんだろう。
・それは「男性性」という意味?
いろいろ「ユリもの」の作品は見てきたけど、
ユリっていうのはやっぱり女の子同士の特別な関係だと思う。
あくまでも「女性性」でしょう。
天王はるか(セーラーウラヌス)とか
ウテナとかは「男性性」を持つといえるかも知れない。
それでも、最後の一線は越えない関係だ。
まぁ、学生のユリと大人のユリは議論するところかもね。
・昔のユリといえば、男性的な女性x女性のカップルだった。
最近のユリは女性x女性が多い。
幾原はそこら辺の微妙な立ち位置で惑わせてるんじゃないかな。
男性的な女性x女性のユリはたいてい悲劇的な結末になる。
・ユリのなかで男性的な女性は「ぼく(boku)」という男性代名詞を使うことが多い。
だからユリーカも「彼(kare)」と呼ぶんだろう。
アニメではやはり描かれているとおりだと思う。
女性的な声、服装、靴…、そのまま見ればいい。
・幾原は相変わらず彼のテーマを独特な方法で魅せてくれるね。
インパクトも十分にある。
観てればわかるようになってるから、何回も見直さなくてもいいのも嬉しい。
そして、サントラも一流! 6話からずっと音楽に魅了されてるよ。
・ユリーカは二度も愛を失ったのか。
・ユリーカの世界は透明なんだ。
あらゆるものを掘り起こして内側へと隠してしまう。
・紅羽=red
wing=単一的で他と区別されるもの。
・ユリーカの愛は籠のなかの鳥みたいなものだ。
開け放てば鳥は出て行く。
だけど、それが戻るかどうかはわからない。
確実を期すには閉じ込めておくこと。だがそこに信頼の愛はない。
・ユリーカは澪愛がこどもをつくったのを利己的なことで、
さらには自分を否定したと受け取った。
「クマ」であることは「利己的な愛」をすることのようだ。
その愛とは他人を理解しないだけではなく、所有してしまうものだ。
・ユリーカが赤ちゃん紅羽を見たとき、
自分は汚れて、愛がなくなったと思った。
再び空っぽになり、自身は透明になった。
箱になり、澪愛を食べることでそれを満たそうとした。
でも、満たされることはなかった。
なぜなら、澪愛の愛は紅羽に渡されていたからだ。
・学校が箱…女の子を押し花にするために設計されたのか。
・クマの姿の銀子とユリーカってすごく似ているよね :O
・二人とも捨てられたからね。
その後、紅羽と澪愛の愛をそれぞれ発見した。
でも、紅羽と純花を見た銀子、
赤ちゃん紅羽を見たユリーカは裏切られたと思い、嫉妬した。
・捨てられたというなら、るるも同じだ。
ミルン王子の誕生によって両親から「捨てられた」。
・クマでない人物はいるんだろうか?
男がいないんだとしたら、紅羽ママはどうやって妊娠したのか。
・登場していないだけで、たくさんの男性は存在すると思う。
・法廷のクマはいちおう男性でいいよね。クマだけど。
・るるの弟を忘れてるぞ。ミルン王子を「男」とするかは微妙だけど。
・yep ちび公がいなくて寂しいな。
・真面目に言うけど、このシャケの内蔵部分は女性器のような形をしていないか?
もしそうなら、このシンボルはものすごいことだと思う。
・日本語では"box(hako)"は"vagina"を意味するそうだ。
幾原のイメージにありそうなことだね。
・紅羽が銀子を忘れたことだって罪だよ。
・銀子が身に着けているネックレスに関係がありそうだよね。
澪愛の愛を持ってる限り、死にはしないと思う。
・半クール過ぎてから、どんどん理解しやすくなってきた。
多くのシンボル、人物の動機はほとんど説明されている。
あとはただ視聴を続けて、誰の愛が本物かを見届けるだけだ。
・そう思う。
最初は???だったけど、
パズルのピースがはまり出してからは楽しめるようになった。
・わけわからんと思いながら、それでも黙って観続けてきたことが報われたようだ。
・鳥のシンボルについて教えてくれ。
その議論は見たことあるんだけど、ここで改めて聞きたいんだ。
・「透明な嵐」のシンボルだという人もいる。
私は「一般的な愛」ととらえたい。
例えば、紅羽への澪愛の母親としての愛。
クラスメイトが紅羽を除外しようとしたのは、
普通の彼女たちが、普通であるがためにしたことだろう。
私の考えでは、透明な愛というのはそのまま透明で目に見えないものだ。
壊された花壇や「死んだ」女の子は見てわかるが、
「透明な嵐」そのものを見ることはない。
・鳥は「透明な嵐」のシンボルだよ。
ユリという愛を表立って見せる女の子を排除する、
社会的構成概念だ。(ソーシャル・コンストラクト)
・他の点では、階段のシーンが挙げられる。
上るにしても下りるにしても、鳥の向きは逆だった。
基準から逸脱した者が透明な嵐のターゲットにされることを示していると思う。
「すべてはクマリアさまの御心のままに」
紅羽が銀子への認識を変えたとき、「壁」ができてしまったのかも。
ライフセクシーの言葉からすると、紅羽=クマリア様なのかな?
銀子が真実を告げたかどうかはわからんが、
純花を食べる蜜子を見ていただけ、
というのを考えると雷鳴にも意味を求めてしまう…。
・銀子は「約束のキス」を紅羽の銃弾にリンクさせたのかな。
紅羽が決めたことならどんなことでも受け入れる。
それが銀子が紅羽に証明したい本当の友情/愛情かも知れないね。
・まさにラブ・バレット"Love Bullet"
るるは純花を殺したのは銀子だと言ったのだろう。
「罪熊」という手紙を読んだことと、
るるが言ったあとに紅羽が怒ったことを合わせれば説明がつく。
・↑十分な説明じゃない。
銀子が罪を犯したと言ったのはるると最初に会ったときだし、
それは純花が食べられる前の話だ。
・紅羽の「ひとりだけの友達」でいたいから
純花を見殺しにした、というのを一番の罪だと思ってるのでは?


・澪愛がヴァージンメアリーで、紅羽がクマリア様の子だとしても驚かない。
・このエピソードの音楽はすっごいよかった。(sooooo good)
・わたしは愛と、がおがお(GAO GAO)を諦めない!
http://www.reddit.com/r/anime/comments/2ww8re/spoilers_yuri_kuma_arashi_episode_8_discussion/
http://myanimelist.net/forum/?topicid=1356199&show=0
この記事へのコメント
この後二週間引っ張るとかひどい
サントラ絶対買う
というか事あるごとにに比喩的表現を当てはめたがる人出てくるねw
裁判だとちょっとインパクト不足
いやまあ、重箱の隅突きなんだけどね
ユリ承認のシーンがそれらに該当するんじゃないかな?
個人的にはユリーカさんが承認されたシーンもカットしないで欲しかったけどw
コーラスを聞くためにこの作品見てるわ
鳥の種類はユリカモメ、ユリと融合した文様のデザインはエッシャーの『空と水』からの引用。椿輝家のあちこちに見られる椿のマークと同等のシンボルな気がするね。要は学校や生徒はユリーカ(モメ)の支配する領域と暗示するために配置されているってことでしょう。
かもめということで、群と排除の着想は『かもめのジョナサン』からな気もしますね。
椿家の外観などはヒッチコックの『サイコ』のベイツハウスの引用だったり、同じ舞台でも昼と夜でガラリと変わる演出はヒッチコックを意識させますね。
れいあもちょっと悪いよねってのはやっぱ皆思うんだな
赤い羽根は熾天使の羽かと思ってけど、立場的に確かに異端の一派だ・・・気付いたのはレッドパージを地でやった国の人なんだろうか
この発想はなかった…
異文化圏の人ほど、いろいろ何かのメタファーだったり象徴だったりと勘ぐってしまうものなのかも
鳥のメダルにユリカモメってちゃんと書いてあるよw